2022年4月に実施されたネーションズカップ第1戦では中長距離チームが大活躍の結果を残した。5月にカナダで行われる第2戦には、自転車トラック競技日本ナショナルチーム短距離、チーム楽天Kドリームスより寺崎浩平が出場する。
第1戦を終えてのレース分析、元中長距離ライダーの寺崎から見る「マディソン銀メダル」の凄さ、そして自身のレースとなる第2戦について、話を伺った。
※寺崎はマディソンで全日本チャンピオン(2015,16)になった実績を持つ
2022シーズン主要大会一覧
4月21日〜24日 | UCIトラックネーションズカップ第1戦 | イギリス・グラスゴー |
5月12日〜15日 | UCIトラックネーションズカップ第2戦 | カナダ・ミルトン |
6月18日〜22日 | アジア自転車競技選手権大会トラック | インド・ニューデリー |
7月7日〜10日 | UCIトラックネーションズカップ第3戦 | コロンビア・カリ |
7月28日〜31日 | ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ | 伊豆ベロドローム |
8月26日〜29日 | 全日本選手権トラック | 伊豆ベロドローム |
10月12日〜16日 | UCI世界選手権大会トラック | フランス・サン=カンタン=アン=イヴリーヌ |
次はいよいよ自分たちの番
Q:ネーションズカップ第1戦が終わり、次はいよいよ寺崎選手たちの番となりますが、ワクワク感などありますか?
だいぶボルテージが上がっています。第1戦の結果を見て、自分がどれくらいの結果を出せるかワクワクしています。
Q:第1戦での海外のトップレーサーたちの走りを見てどう思いましたか?
ハロン(スプリント予選の200mFTT)のトップが9秒4くらいでしたが、僕のベストは9秒8か9、出ても7くらい。タイム差がコンマ4秒くらいありますから、スプリントは結構厳しい戦いになるかと思います。
でもケイリンだったら展開ひとつでなんとかなるのかな、と観ていて感じました。
Q:印象に残った選手はいますか?
やっぱりハリー・ラブレイセン(オランダ)。スプリントもケイリンもすごく強かったです。ケイリンの決勝でも彼の番手争い、ラブレイセン待ちの展開になっていました。戦うことになった時は、それを利用できたら……と考えながら観ていました。
Q:順位的なところでの具体的な目標は?
スプリントはまず、順位というよりは自己ベストを出すことです。それで予選でどれくらいの順位に行けるか、上がっていけるかだと思います。
ケイリンに関して言うと、国際大会でのケイリンはこれが初めてです。雰囲気が読めないところもありますが、しっかりと決勝に上がりたいです。