初の国際大会でのケイリン
Q:国際大会のケイリンが初めてということですが、日本のケイリンとは展開がかなり異なると思います。何か考えていることはありますか?
くじで取った位置(※スタート位置がくじで決まる)によって変わるとは思いますが……国内のケイリンよりもスピードが上がるタイミングが早かったので、そこで立ち遅れないように、常に前にいることが大事かなと感じています。
Q:寺崎選手が若手だからというのもありますが、「前にいる」というのは日本の競輪でもよくやられていますよね?
脚質的にはスピードをもらって最後に追い込むのが得意ではあります。前枠を引いたら前で待って、3番手にはまって最後に追い込むスタイルで行けたらなって感じです。
Q:今回の出場種目は?
スプリントとケイリン、チームスプリントはまだメンバーが確定していませんが、一応3走をできるよう準備をしています。
Q:3走はやっぱり、中長距離出身ということで長く踏めるからでしょうか?
そうですね、はい。
得意パターンに持ち込みたい
Q:寺崎選手は既に”スプリントが得意”という勝手なイメージがありますが、ご自身としては?
去年(2021年)からスプリントを走る機会が増え、経験を積んだことで、自分の中での「スプリントの走り方」がだいぶ確立されてきました。少しずつ得意になってきたのかな、という感じです。
Q:ジェイソン・ニブレットヘッドコーチからアドバイスなどは?
スプリントの対戦形式の練習がメニューとして取り組まれていて、その際には「良い走りだ」と頻繁に言ってもらえます。なので自分の得意パターンに持ち込めたら勝負ができるのかなと思っています。
マディソンのメダルに「信じられない」
Q:第1戦では梶原悠未選手、今村駿介選手、窪木一茂選手がメダルを獲得しました。特に窪木選手は同じ競輪選手で、欧州でのマディソンのレースでメダル獲得です。どう感じましたか?
まさかマディソンで、あのメンバーの中でメダルを獲れるとは……。僕も昔マディソンをやっていましたが、日本がそのレベルまでいけるとは正直思っていなかったんです。中長距離がそこまで底上げされているからには、短距離もしっかり頑張らなければと思います。
あのレースは正直「信じられない」という感想でした。
Q:中長距離やロードレースから競輪選手という道は、寺崎選手としてもおすすめできるものですか?
そうですね。日本で自転車競技を続けようと思った時、競輪選手はとても良い職業だと思います。自由にやれることも多いし、窪木さんたちがどんどん前例を作ってくれている。凄いと思います。
Q:では次は寺崎選手が活躍する番ですね。
はい、がんばります。
Q:最後に意気込みをお願いします。
ネーションズカップ第2戦、応援よろしくお願いします。