2022シーズンがスタートした自転車トラック競技。5月12日からカナダ・ミルトンにて開催されるネーションズカップ第2戦に出場する、小林優香(チーム楽天Kドリームス)にインタビューを行った。
東京2020オリンピック、その舞台に立ち、その舞台を含めて戦い抜いた小林の口から語られる「オリンピックの魅力」、そして長く戦ってきた小林の視点から見る「ネーションズカップ第1戦で印象的だった選手たち」。自らのレースとなる、第2戦について話を伺った。
2022シーズン主要大会一覧
4月21日〜24日 | UCIトラックネーションズカップ第1戦 | イギリス・グラスゴー |
5月12日〜15日 | UCIトラックネーションズカップ第2戦 | カナダ・ミルトン |
6月18日〜22日 | アジア自転車競技選手権大会トラック | インド・ニューデリー |
7月7日〜10日 | UCIトラックネーションズカップ第3戦 | コロンビア・カリ |
7月28日〜31日 | ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ | 伊豆ベロドローム |
8月26日〜29日 | 全日本選手権トラック | 伊豆ベロドローム |
9月13日〜16日 | 第20回アジア大会トラック | 中国・杭州 |
10月12日〜16日 | UCI世界選手権大会トラック | フランス・サン=カンタン=アン=イヴリーヌ |
第1戦で活躍した選手たち
Q:ネーションズカップ第1戦は見ましたか?
はい。スピードが上がってると感じましたし、東京2020オリンピックでは見なかった、新しい選手の存在もありました。しっかり気を引き締めようと思いました。
Q:印象に残った選手はいましたか?
コロンビアのマーサ・バヨナ選手です。東京オリンピックには出れなかった選手ですが、その後からここまでの期間ですごく仕上げてきたなと感じました。500mタイムトライアルで優勝した他にも、ケイリンで2位、スプリントで3位。力をつけているなという印象があります。
Q:自分と一緒に走った世代の選手が力を伸ばしているからこそ、そう感じるということでしょうか?
そうですね。
Q:あそこまで強くなるのって、何か秘訣があるんでしょうか?
彼女の考えはわからないけど、私の場合は悔しい経験が糧になります。「二度はしない」という悔しさから向上していけるのだと思います。
Q:ケイリンで優勝したフランスのマチルド・グロ選手や、スプリントで優勝したカナダのケルシー・ミシェル選手。あのあたりは「やっぱり強いな」という感じですか?
スプリントに関しては、ミシェル選手は「流石だな」という印象を受けました。ケイリンに関してはみんながミシェル選手の動きを警戒している中で、マチルドが残り2周から動いて……「賢い選択だな」と思って観ていました。