海外レースの「逃げ」を体感したい
Q:4月にはベルギーでのレース、そしてネーションズカップ第1戦が控えています。
ベルギーの大会はカテゴリー1のレースで、ヨーロッパでの開催なのでレベルは高いと聞いています。エリミネーションとマディソンとオムニアムに出場する予定です。ネーションズカップ前の足ならし、みたいな感じですね。
2022春・主なトラック競技国際大会スケジュール
4月15日〜17日 | ゲント(ベルギー) | ベルギー国際トラックミーティング |
4月21日〜24日 | グラスゴー(イギリス) | ネーションズカップ第1戦 |
5月12日〜15日 | ミルトン(カナダ) | ネーションズカップ第2戦 |
7月7日〜10日 | カリ(コロンビア) | ネーションズカップ第3戦 |
Q:ベルギーのレースでの目標は?
まずは経験を積むこと。結果にも拘らなくてはいけないと思うのですが、まだその段階に至れていないと思います。ネーションズカップでは世界の壁がどれだけ高いのか、自分の目で確かめることが大事かなと思っています。経験しておかないと、どれくらい差があるのかわからないので。
そういう機会をいただけるので、ありがたいなと思っています。
Q:「これだけはぶちかますぞ」のようなものってありますか?
それは考えてなかったなあ(笑)
でもオムニアムに出してもらえるということですので、逃げに乗れたらいいなと思ってます。逃げのスピードがどれくらいのものなのか、というのが気になっているので。
逃げ中心の展開になることも多いし、僕自身はスピードが足りない状態です。だから……大逃げかませたらいいかな、って思っています(笑)
Q:やっぱり海外レースの方が逃げのスピードも速いですよね。
はい。国内のレースとはスピード感が全然違います。
日本のレースは「ストップ、ゴー、ストップ、ゴー」みたいに繰り返されるのですが、ヨーロッパのレースはず〜~~っとハイスピードで走りながら、その中でいかにポイントが取れるか……みたいなレース。日本のレースとは全然違うし、キツいレースだろうなと察しがつきます。
Q:では最後にネーションズカップ第1戦の意気込みを教えてください。
ネーションズカップではレース系に照準を合わせる予定となっています。
オムニアムでは日本と違うレース展開になると思うので、そういう展開を知ること、そして短い休憩の中で周りの選手がどういうことをやっているのかを知れたらと思っています。レース内容としても、後手に回らない、「ここで行く」というタイミングを見失わないような自分の走りをできればと思っています。
マディソンは全日本選手権でも一緒に走った、橋本英也選手と出場します。英也さんのレース勘を頼りにしながら自分の力も発揮できたらと思っています。2人での種目になるので、息ぴったりになれるよう頑張っていきます。