2021年よりスタートした、トラックワールドカップの後継大会『UCIネーションズカップ』。春から夏にかけて3大会が実施され、自転車トラック競技の国際大会としては世界選手権・オリンピックに次いで高いUCIポイントを獲得できる大会である。
ネーションズカップ2022年シーズンの第1戦が、4月21日(木)〜24日(日)にかけてグラスゴー(イギリス)にて開催される。そのエントリーリストが公開された。どんな選手が出場予定なのか、一挙ご紹介していく。
※4月18日現在、誰がどの種目に出走するかの「スタートリスト」は未公開となっている。
世界選手権並みの選手数
2年目を迎えたネーションズカップ。昨年は新型コロナウイルスの影響もあり、各開催(ラウンド)へのエントリーは男女合計150人前後。
しかし、今回のグラスゴー開催へは49の国とチームから370人以上がエントリー。世界選手権並みの大規模開催となる予定だ。
このエントリー数の増加を生んだ要因の1つには、UCIトラックチームの存在が挙げられるだろう。
ナショナルチームに加え、もう1つのチーム形態である「UCIトラックチーム」。その制度は一度廃止の危機に危ぶまれたものの、2021年より再度ルール(UCI規程)に加えられることとなった。そのため、2021年シーズンでは未発足のチームや活動を開始したばかりのチームが多かったが、そんな”準備期間”を経た2022年シーズンには、合計21チームがUCIトラックチームとして登録された(4月18日現在)。その中から合計9チームが本開催にエントリーしている。
彼らの活躍にもぜひ注目していただきたい。
2022年第1戦の実施種目
短距離
ケイリン、スプリント、チームスプリント、1km/500mタイムトライアル
中長距離
個人パシュート、チームパシュート、エリミネーション、オムニアム、マディソン
参照:UCI