500mタイムトライアル

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優勝:伊藤優里 (朝明)インタビュー

Q:日本一ですが今の気持ちは?

自分の恩師である松本先生が、国体で優勝するために、県から朝明高校に来てくれました。でも2021年は、新型コロナウイルスの影響で国体が中止になってしまって、1位が獲れませんでした。

朝明高校の先生としていられるのが今年度までで、今年度中に日本一になるっていうのが約束だったんです。そして今年の春からライバルの久居農林高校に行ってしまいます。先生が居るうちに優勝出来て、とても嬉しいです。

自転車競技部に入った瞬間からずっと、松本先生が『おれを日本一のコーチにしてくれ!』『おれは日本一のコーチになるためだけに来た!』っていうことを聞いていて、七夕の短冊にも『日本一のコーチになる!』って書いたりするのを、ずっと自分が横で見ていたので、最後なので『これは勝たないといけない』と思っていました。

Q:では、松本先生はインターハイではライバル校のコーチにになるわけですね?

そうですね。でも、負けないです!

Q:日本一になった時の感情はどうだったのでしょうか?

嬉しかったんですけれど、自分が1位になった実感は全然ありませんでした。『ベストに近いタイムが出た、嬉しいなぁ』ぐらいです。でも、松本先生を日本一の先生にさせたっていうことの方が強かったです。

Q:選手としての明確な目標はありますか?

ガールズケイリン選手になりたいです。

Q:憧れてる選手は誰ですか?

それは……伊藤京介(日本大学自転車競技部)さんです。兄です。

中央が伊藤京介

自分は兄の影響で自転車競技を始めて、今までも全部、兄がやっていたのを追いかけてきていました。自分の高校生時代の目標は、もう叶っちゃったんですけど、兄よりも早く全国大会を獲ってやる、っていうことでした。お兄ちゃんはインターハイ代替大会で1位を獲ったんですけど、自分は今日なんで(笑)!

Q:ガールズケイリンで憧れている選手は?

誰とは言えないですが、様々な人がいる中で、すごい楽しそうに、すごいキラキラしているように見えます。それで勝って、すごく幸せそうにして。そんな幸せそうな顔をしている瞬間を自分は味わいたいので、そういうキラキラしてる、目標となるような素晴らしい選手たちに自分は憧れています。

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