オーストラリア元女子短距離選手であるカーリー・マカラクが、新たにイギリス女子短距離チームのコーチに就任することが2022年2月25日、イギリス自転車競技連盟より発表された。
Today we're delighted to announce that Australia's four-time world champion @kaarlemcculloch will be joining the Great Britain Cycling Team as our new Podium Women's Sprint Coach 🇬🇧
📰 Full story: https://t.co/H3ggLRgxWh pic.twitter.com/Gb0mxDMsSq
— British Cycling (@BritishCycling) February 25, 2022
本記事では、イギリス自転車競技連盟による発表とともに、4度の世界選手権王者にも輝いたカーリー・マカラクの選手キャリアについてご紹介していく。
カーリー・マカラク略歴
1988年生まれ、オーストラリアのトラック女子短距離選手。
オリンピック銅メダリスト、4度の世界選手権王者に輝いた選手だ。
ジュニア時代からトラック国内選手権に出場していたカーリー・マカラクは、エリートデビュー後の2008年から、早くも国内タイトル3冠を達成するなど活躍し始め、2009年から2011年までの3年間には、オーストラリアのスター選手だったアンナ・メアーズとチームスプリントで世界選手権3連覇を達成。2011年には同種目で世界記録も更新した。
その翌年、自身初出場となったロンドンオリンピック(2012年)でもチームスプリントで銅メダルを獲得。リオオリンピックへの出場も有力視されていたものの、2014年に負った怪我の影響でリザーブ選手としての参加となった。
怪我から復帰した後も世界選手権チームスプリントにて、金メダル(2019年)と銀メダル(2020年)を獲得。
東京オリンピックでは、ともに世界選手権を戦ったステファニー・モートンが開催延期により2020年をもって引退したものの、マカラクは再編成となった選手団にも選ばれ2度目の出場を果たした。
そして大会後の2021年11月、オーストラリア自転車競技連盟を通して33歳での現役引退を表明。
国内選手権で15回の優勝を誇るなど、アンナ・メアーズらとともに約15年に渡りオーストラリアトラック競技界を牽引してきた選手だ。
参照:オーストラリア自転車競技連盟 選手紹介 , Olympics.com
4月より正式に就任
イギリス自転車競技連盟の発表によると、カーリー・マクラクが正式にイギリス女子短距離チームのコーチに就任するのは、2022年4月から。
「パリ2024オリンピック」とその先の「ロサンゼルス2028オリンピック」に照準を合わせたイギリスチームを、マカラクはコーチとしてサポートしていく。