チーム バーレーン・マクラーレン所属の新城幸也選手。Team ユキヤ通信から8月16日〜19日で開催されている4日間のステージレース『VOO Tour de Wallonie (2.Pro) ツール・ド・ワロニー』最終日の模様が伝えられた。新城選手は総合40位でフィニッシュし、東京オリンピックの国内選考のためのポイントも9ポイント加算した。
UCIポイント獲得圏内でフィニッシュ
リエージュ~バストーニュ~リエージュのコースを使用した、アルデンヌクラシックさながらの約200km。新城選手はトップから2.24秒遅れの51位で無事にフィニッシュし、総合40位、UCIポイント獲得圏内で4日間のステージレースを終えた。
10月末まで延長となった東京オリンピックの選手選考ポイントも、9ポイント加算となった。
脚を使いきって終えられた
以下、新城選手のコメント。
「今日は『スプリントにしたくないチームが主導権を握る展開でも、スプリントポイントでのボーナスタイム争いがあるだろうから、展開に順応していこう』という作戦でスタートした。
案の定、ボーナスタイム争いでアタック合戦。1つ目(31km)のポイントまでは集団だったが、2つ目(47km)に向かっている途中に、13人が先行してしまった。チームからはそこに誰も入っておらず、追いかけなければならない状況に。
タイム差は30秒。前に見えていたが一緒に引いてくれたのが1人しか居なくて、長く感じられた(苦笑)
スプリントポイント過ぎに前でもアタックがかかり、13人の先頭グループは2つに別れた。その半分を吸収して牽引を終えるまで、50kmくらい仕事をしていた。そのため、後半に向けて出来る限り省エネで備えた。
幸いにも昨日よりは脚の調子は良くて、最後の周回までメイン集団前方で動けた。チームとしてはスプリント勝負では勝ち目がないので、どこかで仕掛けるしかなかったのだが、集団はリーダーチームや総合を狙うチームにしっかりとコントロールされて、荒れた展開とはならなかった。
残り約10kmの登り口で、チームのエース、ケビン・インケーラ(オランダ)を良い位置で入らせて、自分は集団から遅れてしまった。
久しぶりのベルギーの道には手こずったけど、脚を使いきって終えられた事は良かった。 次戦に向けても良い準備になった」
新城選手は25日にフランス・プルエーで開催される、85回の歴史ある1dayレース『Bretagne Classic – Ouest-France (ブルターニュ・クラシック1.UWT)』に出場予定。
Text : Miwa IIJIMA
『TEAM ユキヤ通信 2020 №28』
20 August 2020 Belgiumー VOO-Tour de Wallonie (2.Pro) Stage4 199.4km ー