中東のドバイ、アブダビを舞台に開催される1週間のステージレース、UCIワールドツアー『UAE Tour』。このレースに出場した新城幸也選手(バーレーン・マクラーレン)からレース結果が届いた。全7ステージのUAEツアーだったが、新型コロナウイルスの影響で残り2ステージがキャンセルとなり、第5ステージで閉幕となった。

レース出場中のチーム関係者2人が新型コロナ感染

第5ステージを終えた時点で、新城選手は

「一昨日と同じ山頂フィニッシュの今日。

前回は良いチームワーク先頭で登り始めることが出来たので、今日も同じプラン。ただ、一昨日と違い風が強いので登りに入る前からかなり脚を使うことになるし、1日中緊張状態が続くステージだった。

登り始めまでチームリーダーのワウト・プールスの側でできる限りのことをして、その後は上りの勾配もわかっていたので、できる限り頑張ってフィニッシュを目指しました。

残り2ステージ。スプリントのステージとなると思う。マーク・カベンディッシュで1勝できるよう頑張って働いてきます」

とコメントしていたが、この第5ステージ後にレース出場中のチーム関係者2人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、残り2レースはキャンセル、レース閉幕となった。

現在関係者は全員検査を受け、検査が出るまではホテルに留まる隔離措置が取られており、新城選手も検査を受け、結果を待っているとのこと。

国内オリンピック選考ポイントを30p加算

新城選手は総合成績49位でレースを終えたこととなり、UCIポイント5ポイントを獲得。

国内のオリンピック選考のためのポイントの計算において、ワールドツアーレースの場合はUCIポイントに6を掛けて算出する。現在国内選考ランキング1位の新城選手は、このレースで選考ポイントを30ポイント加算。現時点で413ポイントとなり、2位との差を広げることとなった。

新城選手の次のレースは、イタリアで3月25日〜29日に開催予定のステージレース、コッピバルタリの予定とのこと。

Text : Miwa IIJIMA
TEAM ユキヤ通信 2020 №14』
28 February UAE
ーUAE Tour Stage 5 »Al Ain › Jebel Hafeet (162k)ー