3月11日〜15日の5日間、全5ステージで行われるツール・ド・台湾に、日本代表チームとして出場している新城幸也選手(バーレーン・メリダ)のレースレポート。
3日目の第3ステージでは新城選手がステージ2位でゴールし、総合順位ではトップと2秒差で2位に浮上しレースを終えた。14日に行われる第4ステージではアジアンリーダージャージを着用してのレース出場となる。
新城選手の第3ステージのレース展開とコメントが届いている。
カギとなる場所でチーム全体がそれぞれの役割を
第3ステージは中盤にある1級山岳がカギとなった。序盤のアタック合戦は日本チームのチームメイトみんなに反応してもらって、自分と雨澤毅明選手は温存。少人数の逃げが決まり、登りまではゆっくりとしたペースだったので、このまま登るかと思ったが、2チームが登り口から一気にペースアップし集団も絞られた。
日本チームは雨澤選手と自分の2人だけになり、雨澤選手は登りでアタックにしっかりと着いて行ったりと、自分よりも調子は良さそうに動いてくれた。
そして、テクニカルな降りで雨澤選手とリーダーを含む先頭集団が先行し、この動きで集団も更に絞られた。リーダーグループはと雨澤選手と自分を含む集団で30人ほどになったところからアタックの応酬となりきつくなった。
ステージ優勝を狙った
残り30km位だっただろうか、雨澤選手が他チームのアタックに多目に反応してくれたお陰で自分12人の先頭集団に滑り込む事が出来た。その中に総合上位は自分を含む3人。ステージ優勝すれば、ボーナスタイムで同時に総合リーダーになれることをわかっていたので、ステージを狙って走った。
昨日の失敗もあったので、今日こそは勝ちたかったのですが、結果はステージ2位、またしても優勝を逃してしまい、悔しさを貯めるステージとなってしまった。
総合1位と2秒差の2位に付けて、残り2ステージ。どこかで逆転を!先ずは明日。それから佐野淳哉選手が体調不良でリタイヤしてしまい、日本チームとしては戦力ダウンしてしまうが、佐野選手の分も頑張ります。
Text:飯島美和
『Team ユキヤ通信 2018 №12』13,Mar,2018 at Taiwan 台北