3月11日〜15日の5日間、全5ステージで行われるツール・ド・台湾に、日本代表チームとして出場している新城幸也選手(バーレーン・メリダ)のレースレポート。

新城幸也「ヴィジョン映像で優勝を知りました(笑)」/ツール・ド・台湾2018 ユキヤ通信vol.10

トラブル発生でレースが中断

第2ステージは台湾国際空港のある桃園市からスタートとなった。前半から中盤にかけては一部、高速道路を使用する平たん路。ラスト約30kmからカテゴリー2級の山岳を2つ超え、最後は1級山岳の頂上ゴールとなる119.95kmの山岳ステージ。

山岳に入り、残り20kmを切ったところで、なんとメイン集団の先導がコースを大きく間違えるというアクシデントがあり、レースは一時停止。コースに戻ったところで、逃げていた選手もメイン集団も足止めされ、タイム差を調整して、再スタートとなるトラブルがあった。

結果は新城選手がステージ7位、総合はトップとのタイム差10秒の6位でレースを終えた。新城選手によるレースの展開とコメントが届いている。

トラブル措置がステージ争いに影響

​集団から追走に入る新城。 photo Sonoko TANAKA

昨日に続いてのステージ優勝は叶わなかった。

50km近くアタック合戦の末に鈴木龍選手が入った逃げ集団が決まった。そのことで、チームとしては逃げ切っても良い展開となり、集団を引くというよりは、次の追撃に乗って、前(先頭集団)の人数を増やすことに動きを変えていった。

70kmぐらいで10人以上の追走に僕が乗ることができて、日本チームとしてとても良い展開になった。2つ目の山岳賞ポイントで逃げていた先頭集団が2つに割れ、10人ぐらいに絞られたところで急にレースがストップ!?

結局、先頭集団から遅れていた選手も合流しての再スタート。残り20km切ってからのニュートラル措置は結果的に先頭集団から遅れていた選手が上位に入ってしまい、ステージ争いに大きく影響してしまった。

自分のミスでステージ優勝を逃した

自分のミスで優勝を逃し、ステージ7位でのゴールに頭を抱え、 唇をかみしめる新城 photoMiwa IIJIMA

気持ちをしっかりと切り替えて、自分のステージ優勝目指したが、最終コーナーで進入角度を見誤ってしまい、フルブレーキ。自分のミスでステージ優勝を逃してしまった。このミスはどこかで返上しなければならない。あと3ステージ。最後まで諦めずに頑張ります。

Text:飯島美和

『Team ユキヤ通信 2018 №11』12,Mar,2018 at Taiwan 台北