女子エリート+U23は樫木が堂々優勝

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男子エリート、前回王者の増田が圧倒的なスピード

12時30分からは、男子エリートの全18人の選手たちが2つのウェーブに分けられ、スタートを切った。
第1ウェーブの最速タイムを出したのは、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)。しかし第2ウェーブの第一走者、前回大会王者の増田成幸(宇都宮ブリッツェン)は、たった半周で別次元の速さを見せつけた。

増田は、36㎞を時速43.7㎞で走り切り、唯一50分を切って二度目の全日本TTチャンピオンの座を手にした。
増田はこう振り返る。

「コースはずっとインターバルみたいな感じでしたね。例年通りなら、自分の出走順は一番最後だったはずなのに一番最初で結構戸惑いましたけど、失うものは何もないというか、最初からプッシュして、自分のベストでいこうと思って走りました。あんまり考えずに3周で自分の出し切れるギリギリのところでいこうという感じで行きました」

なお、小石祐馬(チーム右京)は、50分21秒45というタイムで暫定3位でフィニッシュしたが、レース後のバイクチェックで違反があり、降格となった。

2位には2周目以降でタイムを縮めていった山本大喜(キナンサイクリングチーム)が入り、一昨日新しいTTバイクを受け取ったばかりだったという全日本TT初出場の中根英登(EFエデュケーション・NIPPO)が3位となった。

山本大喜 全日本ロード2021 個人TT

山本大喜

中根英登 全日本ロード2021 個人TT

中根英登

個人TT 男子エリート リザルト

1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) 49分25秒40
2位 山本大喜(キナンサイクリングチーム) +47秒37
3位 中根英登(EFエデュケーション・NIPPO) +1分0秒31
4位 岡篤志(NIPPO・プロヴァンス・PTSコンチ) +1分34秒75
5位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +1分47秒49

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Text & Photo : 滝沢佳奈子(サイクルスポーツ)

全日本ロード女子&男子U23 女子は植竹が、男子U23は兒島が初優勝!/2021全日本選手権ロード