オリンピックロードチームの選出
8人のロード選手とトラック中長距離1人の計9人が、東京オリンピックオーストラリア代表として選出されました。
個人タイムトライアル世界王者に2度輝いたローハン・デニスと、世界選手権で2度のメダル獲得歴のあるアマンダ・スプラットらが3回目のオリンピックに挑みます。
2020年ツール・ド・フランスで表彰台に乗ったリッチー・ポート、チームタイムトライアルステージ優勝者のキャメロン・マイヤーは2回目のオリンピック出場となります。
グレイス・ブラウン、サラ・ギガンテ、ティファニー・クロムウェル、ジャック・ヘイグに加え、トラック中長距離選手ではアレクサンドラ・マンリーもチームがオリンピックデビューとなります。
TOKYO @Olympics … LET’S GO! #TokyoTogether 😍 It’s been a year since I was officially announced on the team but getting our #QFtoTokyo boarding passes today made this whole dream seem real! 💚💛#AustralianOlympicTeam @AUSOlympicTeam @AusCyclingTeam 📸: @Matty__Richo pic.twitter.com/XzozhpZWD1
— Maeve Plouffe (@MaevePlouffe) May 20, 2021
男子ロードレースは獲得標高4865mの244km、女子ロードレースは2692mの147km、東京の武蔵野の森公園を起点に、富士山を眺める景色で争われます。タイムトライアルでは富士スピードウェイの22.1kmがコースとなります。
選手・関係者コメント
オーストラリア・オリンピック・チームのイアン・チェスターマン総責任者は、本日の選考結果を歓迎しています。
「本日、東京オリンピックのオーストラリア代表チームに選出された選手の皆さん、おめでとうございます。
チームには最高レベルでの豊富な経験と成功が含まれており、東京で世界最高の選手たちに挑む上で、非常に貴重なものとなるでしょう。ロード選手は現在、世界各地の厳しい環境の中でトレーニングやレースに参加しており、今日の選出は、彼らがこれまでのキャリアの中で見せてきた素晴らしい努力と決意の表れです。
選手たちにとって素晴らしい日であると同時に、彼らが東京オリンピックでの目標を達成するために協力してくれた家族、友人、サポーター、チームメイト、コーチたちにとっても祝福の日です」とコメント。
タスマニア出身のポート選手は、オーストラリアを代表して東京に行けることを光栄に思っています。
「オリンピックは、私にとってキャリアの大きなハイライトです。オーストラリアには、たくさんの優秀な選手がいるので、チームに選ばれることは当たり前ではありません。素晴らしい大会になると思いますし、実際に行ってレースをするのが楽しみです。素晴らしいコースでありながらもハードなレースになると思いますが、表彰台を目指して頑張りたいと思います」とコメント。
3回目のオリンピックとなる33歳のスプラット選手は
「東京に向けて、本当に素晴らしいチームができました。ティファニー・クロムウェルという素晴らしいロードキャプテンがいますし、ヨーロッパでのグレースの活躍やサラ・ギガンテの若さもあり、このコースに適した、強力で充実したチームです。3回目のオリンピックに選ばれたことはとても光栄です。10年以上もの間、私は決して満足したことがありません。そこから学んだことを活かして、素晴らしいチームと一緒に東京を舞台に活躍できることをとても楽しみにしています」とコメント。
So excited and honoured to be named in the Australian Olympic Team for the Tokyo Olympics. It may be my third Games but it still feels like a dream come true 🥳😊🇯🇵. We have a great team and I can’t wait to see what we can achieve together! https://t.co/Z9TUcBXPAU
— Amanda Spratt OLY (@AmandaSpratt) May 20, 2021
20歳のビクトリア州出身のサラ・ギガンテ選手は、3年間で3つの国内ロードタイトル(2019年ロード/2020年・2021年タイムトライアル)を獲得しています。「初めてのオーストラリアオリンピックチームのメンバーに選ばれたことは、とても不思議な気分。オリンピックに出場は、私がいつも夢見ていたことの1つです」
ナショナルチームのパフォーマンス・ディレクターであるサイモン・ジョーンズ氏は
「この場を借りて、オリンピック出場に名乗りを上げたすべてのライダーに感謝します。選考プロセスは決して簡単ではありませんが、それは私たちが強力で競争力のあるチームを持っているからです。今回選ばれなかったライダーは、パリまであと少し、がんばってください。私は、東京でオーストラリアを代表する選手たちを非常に誇りに思っています。また、ユニークな経験となるであろうこの大会で、チーム全員がどのように挑戦するのか、非常に楽しみにしています」と述べています。