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舞台は徐々に山岳へ

第6ステージからは標高1560mが頂上となる山岳ステージへ。特に大きな動きはなく、カザフスタン王者のアレクセイ・ルツェンコ(アスタナ プロチーム)が初のツールステージ優勝を果たした。

フランス南部の中央高地を抜けてからは、いよいよピレネー山脈に向けて移動していく。第7ステージはシクロクロス元世界王者のワウト・ファンアールト(チームユンボ・ヴィズマ)が今大会2勝目を果たす。今シーズンのワールドツアーレースでは既に5勝を挙げており、破竹の勢いだ。

ピレネー2連戦に突入

第8・9ステージではピレネー山脈2連戦へと突入。

第8ステージは1級山岳が2つ、超級山岳1つから成る144km。逃げ集団から更に飛び出したナンズ・ピーターズ(AG2Rラモンディアール)とイルヌル・ザカリン(CCCチーム)だったが、ゴール直前では下りを苦手とするザカリンが後手に回り、ピータースがキャリア初のツールステージ優勝を果たした。

ピーターズは昨年開催された東京オリンピックロードレースプレ大会にも出場しており、今後の活躍が期待される26歳だ。

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また、個人総合争いに加わっていたティボー・ピノ(グルパマ・FDJ)やトム・デュムラン(チームユンボ・ヴィズマ)のエース格が大幅に遅れをとった。

イェーツ後退

そして迎えた大会第1週目最終日となる第9ステージ。4級山岳1つ、3級山岳2つ、1級山岳2つから成る153km。

ステージ最後の峠、マリーブランク峠では個人総合首位のアダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)が遅れを見せる一方で、終盤には5人の精鋭集団が形成(エガン・ベルナル、ミケル・ランダ、タデイ・ポガチャル、プリモシュ・ログリッチ、マルク・ヒルシ)。

5人の中でのスプリントを制した21歳のポガチャルが初のツールステージ優勝を飾った。

個人総合争いではイェーツに次いで2位だったログリッチが逆転。前日まで5位だった2019年覇者のベルナルが2位へとジャンプアップ。イェーツは8位まで後退する結果となった。

レースは大会休息日(9月7日)を経て、大会中盤へと進んでいく。

大会第1週目 リザルトまとめ

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