舞台は徐々に山岳へ
第6ステージからは標高1560mが頂上となる山岳ステージへ。特に大きな動きはなく、カザフスタン王者のアレクセイ・ルツェンコ(アスタナ プロチーム)が初のツールステージ優勝を果たした。
フランス南部の中央高地を抜けてからは、いよいよピレネー山脈に向けて移動していく。第7ステージはシクロクロス元世界王者のワウト・ファンアールト(チームユンボ・ヴィズマ)が今大会2勝目を果たす。今シーズンのワールドツアーレースでは既に5勝を挙げており、破竹の勢いだ。
ゴール前スプリントを上空からもう一度🎬
時速70kmでのスペクタクルなバトル💥@WoutvanAert @EBhagen
📍第7ステージ – 168km
ツールドフランス2020🇫🇷#TDF2020 #jspocycle#ツール・ド・フランスpic.twitter.com/dJw5KmuoxQ— Tour de France JPN/ツールドフランス公式🇯🇵 (@letour_jpn) September 4, 2020
ピレネー2連戦に突入
第8・9ステージではピレネー山脈2連戦へと突入。
第8ステージは1級山岳が2つ、超級山岳1つから成る144km。逃げ集団から更に飛び出したナンズ・ピーターズ(AG2Rラモンディアール)とイルヌル・ザカリン(CCCチーム)だったが、ゴール直前では下りを苦手とするザカリンが後手に回り、ピータースがキャリア初のツールステージ優勝を果たした。
Zakarin definitely needs some grupetto descending training 🧐@LeTour #letour pic.twitter.com/qpxJn8amks
— Alex Rasmussen (@alexfalkeman) September 5, 2020
ピーターズは昨年開催された東京オリンピックロードレースプレ大会にも出場しており、今後の活躍が期待される26歳だ。
また、個人総合争いに加わっていたティボー・ピノ(グルパマ・FDJ)やトム・デュムラン(チームユンボ・ヴィズマ)のエース格が大幅に遅れをとった。
🏁 – ゴールまで40.5km
母国フランスの期待を集めるピノ🇫🇷が集団から遅れています💦@ThibautPinot
📍第8ステージ – 140km
ツールドフランス2020🇫🇷#TDF2020 #jspocycle #ツール・ド・フランスpic.twitter.com/1lrnN24aqr— Tour de France JPN/ツールドフランス公式🇯🇵 (@letour_jpn) September 5, 2020
イェーツ後退
そして迎えた大会第1週目最終日となる第9ステージ。4級山岳1つ、3級山岳2つ、1級山岳2つから成る153km。
ステージ最後の峠、マリーブランク峠では個人総合首位のアダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)が遅れを見せる一方で、終盤には5人の精鋭集団が形成(エガン・ベルナル、ミケル・ランダ、タデイ・ポガチャル、プリモシュ・ログリッチ、マルク・ヒルシ)。
5人の中でのスプリントを制した21歳のポガチャルが初のツールステージ優勝を飾った。
【ラスト1kmからゴールまで🏁】
ポガチャル🇸🇮のツール初優勝の瞬間をもう一度🎬🏆@TamauPogi @TeamUAEAbuDhabi📍第9ステージ – 153km
ツールドフランス2020🇫🇷#TDF2020 #jspocycle#ツール・ド・フランスpic.twitter.com/Zhy7tf9wQ0— Tour de France JPN/ツールドフランス公式🇯🇵 (@letour_jpn) September 6, 2020
個人総合争いではイェーツに次いで2位だったログリッチが逆転。前日まで5位だった2019年覇者のベルナルが2位へとジャンプアップ。イェーツは8位まで後退する結果となった。
🇨🇵 #TDF2020
It suits you, @rogla!💛#ForOurB̷l̷a̷c̷k̷A̷n̷d̷Yellow pic.twitter.com/XSvJMsB8wg
— Team Visma | Lease a Bike (@vismaleaseabike) September 6, 2020
レースは大会休息日(9月7日)を経て、大会中盤へと進んでいく。