日本有数の「超級レース」を制するのは・・・

毎年、世界で活躍する海外選手の走りを間近で見ることができる『ジャパンカップ』。今年は『ジャパンカップクリテリウム』に22チーム、『ジャパンカップサイクルロードレース』に21チーム出走予定。

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前大会王者、ミッチェルトン・スコット

スプリントを制したサイモン・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)参考:LeTour

昨年大会にて、ロベルト・ヘーシンクアントワン・トルーク、クーン・ボウマンといったビッグネーム揃いで望んだチーム・ロットNLユンボ(現 チーム・ユンボビスマ)を最後の最後で突き崩したミッチェルトン・スコット。昨年王者のロブ・パワー(オーストラリア)は移籍してしまったが、ワールドツアーチームの力はピカイチだ。

チーム・ユンボビスマ

一昨年のチーム・ロットNL・ユンボ

昨年の優勝チームと熾烈な争いをしたのが、ツール・ド・フランスでステージ4勝を果たしたチームユンボ・ビスマ。ツール個人総合3位のステフェン・クライスバイクを筆頭に昨年の大会でも活躍したクーン・ボーマン、ブエルタ・ア・エスパーニャで山岳ステージ優勝を果たしたセップ・クース、山岳スペシャリストのヘーシンクをメンバーに、今年の『ジャパンカップ』も豪華な顔ぶれで出場する。昨年同様世界トップクラスのチームとしての実力を見せてくれるのか、期待が高まる。

EFエデュケーションファースト

アルベルト・ベッティオール Photo by Tim de Waele/Getty Images

EFエデュケーション・ファーストからはクラシックレースを得意とするマイケル・ウッズに注目。ジャパンカップの2週間前に開催された「ミラノ〜トリノ」では、2018年に世界王者となったアレハンドロ・バルベルデなどの並居る強豪を抑えて優勝し、好調ぶりが伺える。古賀志林道で力を発揮するだろう。

また、アシストとして強力なテイラー・フィニーネイサン・ブラウン、アメリカチャンピオンのアレックス・ハウズらもメンバー入りしているため、表彰台争いに絡んで来るだろう。

トレック・セガフレード

今年のグランツールで活躍したジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)
参考:A.S.O

別府史之を擁するトレック・セガフレード。今年のツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアなどで活躍したジュリオ・チッコーネも来日。

クリテリウムで2連覇の経験がある別府はもちろん、2016年大会覇者であり、先週開催されたシーズン最後のクラシックレース、「イル・ロンバルディア」で優勝を果たしたバウケ・モレマもメンバー入り。クライマーぞろいのメンバーを揃えているため、ジャパンカップには「勝ちに来た」ことは間違いないだろう。

バーレーン・メリダ

Photo by Justin Setterfield/Getty Images

こちらも日本を代表するロードレーサー、新城幸也が所属するワールドツアーチーム。新城はシーズン序盤、怪我によって苦しい時期を過ごしたが先のツール・ド・スロベニアにて復活し、ブエルタ・ア・エスパーニャも完走した。2015年大会では3位に入り、日本のファンを熱狂させたが今年はどのような走りを見せてくれるのか。

そのほかグランツールでアシストとして活躍するダミアーノ・カルーゾや、ワンデーレースにも強いスプリンターのソンニ・コロブレッリも参戦。

チーム全体としてどのようなレースを展開するのかも見ものだ。

やっぱり注目は日本人選手?