国別世界ランク1位の強豪

リオ・オリンピックロードレース金メダルのグレッヒ・バンアーベルマートや、超大型ルーキーのレムコ・イヴェネプールを擁するベルギーは出場選手8人のフルメンバーで挑む。

ベルギーはどの選手でも優勝の可能性があるほど強力なメンバーを揃えて現在UCIロード国別ランキング1位。今大会の優勝大本命の国だ。

その注目国のベルギーが公式記者会見を実施した。この記事では29日に控えた男子エリートロードレースで注目を浴びるベルギー選手たちのインタビューを紹介する。

グレッヒ・バンアーベルマート

Q:あなたの強敵になる人を3人挙げるとすれば、誰になりますか?

サガン、ファンデルプール、アラフィリップの3人です。彼らはトップの選手だと実績で証明していますし、調子も良さそうです。ですから今挙げた3人は大本命だと思います。

Q:周回コースの最後の部分はあなたの得意なコースのようですが、実際どうでしょうか?

その通りですね。とても厳しいコースですし、厳しい戦いの中で自分の力を発揮できると思います。スプリント勝負に持ち込めるチャンスもありますし、逃げる必要が無いと思いますね。最後に勝つのは強い選手となりますが、その強い選手となってフィニッシュラインを超えることが出来れば最高です。

Q:この大会に向けてのモチベーションはいかがでしょうか?他の大会と比べても高いですか?

もちろんです。シーズンの序盤にはクラシックがあり、そしてツール・ド・フランスを経て今回の大会となります。この大会で勝つことは毎年の大きな目標ですし、アルカンシェルを着ることは特別です。なのでここで走ることは僕にとって高いモチベーションを与えてくれますし、ベルギーにとっても大事なことです。

レムコ・イヴェネプール

Q:今年はエリートクラスで出場ですね?

去年はテレビでクラシックレースや他の大きな大会などで皆の姿を観ていただけでした。今年はみんなと走れることで高いモチベーションで臨めますし、チームとしてアルカンシェルを狙いたいですね。

Q:勝つためには何が必要でしょうか?

全員より前にフィニッシュラインを超えるしかないです。

Q:どうやって?

ラスト一周で頑張ることかな。200km超えのコースの中、雨も降り厳しいコースなので展開は何とも言えません。作戦があっても臨機応変に変えなければならないシチュエーションがあると思います。ですからみんなとコミュニケーションを蜜にすることが大切です。またチームは個人の力が強く、あらゆる局面に対応できるところが強みだと思います。

昨日のレース(25日の個人タイムトライアル:2位)では100%で走って疲れているけど、優れたリカバリーのプログラムがあるし、日曜のレースに向けてしっかりと全力で走れるようにしたいですね。

Q:若い人たちが今シーズンは上手くいっていましたが、どう考えますか?

答えるのは難しいけれど、みんなプロだし、特別なことはしてないですよ。

Q:ジルベールと同じ部屋ですよね?

はい。初めてのエリートの世界選手権でジルベールと一緒なことは素晴らしいと思います。チームで最も経験のある人と一緒にいることで様々なことを学べる良い機会をもらえて嬉しいです。

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