4月23日からウズベキスタンで開催されている2019ロードアジア選手権大会。エリート男子ロードレースは増田成幸が7位で終了した。

別府史之、窪木一茂、梶原悠未ら20名がアジア頂点を目指す/2019ロードアジア選手権大会派遣選手団

アジア選手権ロードレース 男子エリート ロードレース 166.6km

競技結果

1 GIDICH Yevgeniy(カザフスタン)4h03m21s
2 LYU Xianjing China(中国)+0s
3 FENG Chun Kai(チャイニーズタイペイ)+6s
・・・7 増田成幸+50s
・・・27別府史之+5m12s、34小石祐馬+6m49s、 窪木一茂+18m23s
57人完走/62人出走

松田、7位でゴール

エリート男子ロードレースは、首都タシケントの中心部をスタートし郊外の山頂にゴールするラインレース。チームは今年同コースで実績を上げている増田を軸に、メダル獲得を目標にスタートした。

レースは序盤より予想以上にアタックが続き集団内で増田を温存することが困難な状況な中、対応の末13名の先行グループに小石と窪木が乗り先行する。

増田と別府は3名をメイン集団に残した最有力のカザフスタンの追走に警戒しつつ、他チームの追い上げペースに任せ後半へ繋げる。先頭グループは上りに備えて小石の温存を試みながら距離を消化し、メイン集団に対し1分のリードで最後の17kmの上り区間へ突入。

レース展開が激しくなった上り区間では先行選手と追撃選手が交わる展開となり、勝負グループに残った増田だったが一歩力及ばず7位でゴールした

結果的にレースは増田と同位置にいた追撃組のGIDICH(カザフスタン)とLYU(中国)の順で先着、小石、窪木とともに位置していた先行組のFENGが3位でのゴールとなった。

終わってみると見えてくるチャンス

アジア選手権は毎回レース展開が難しく思い通りにはゆかないことが多いが、終わってみると先行でも追撃でもチャンスがあった自力勝負の展開であった。

今後は今一度代表チームの意味を噛みしめ、負傷選手たちの怪我からの完全復帰を待ち、元気な主力選手の力の底上げに注力し、主戦力を集結させることでナショナルチームとしての競争力を高めてゆきたい。

文:浅田 顕

(TEXT :JCF