バイク交換が勝敗を分けたか?

ロードレース世界選手権2017エリート男子タイムトライアル

プリモシュ・ログリッチ

また、ドゥムランは山の上りに入る前にバイクを乗り換えることはしなかった(2位のログリッチはバイク交換を行ったが、3位のフルームも行わなかった)。

最終走者として走ったのは前大会の優勝者、トニー・マルティン(ドイツ)。ドゥムランには届かず最終成績は9位。トップから1分39秒88遅れでフィニッシュした。

トニー・マルティン(ドイツ)

トニー・マルティン(ドイツ)Photo: Bjørn Erik Nesse

結果、ドゥムランが世界選手権を初めて制し、王者の証である虹色のマイヨ・アルカンシェルを手する結果となった。

「パワーメーターが壊れたかと思った位、調子が良かった」
トム・ドゥムラン選手のコメント

ロードレース世界選手権2017エリート男子タイムトライアル

トム・ドゥムラン(オランダ)Photo: Bjørn Erik Nesse

信じられないよ。パワーメーターが壊れたかと思った位、調子が良かったですね。最後は雨が降っていてタイムトライアル用のバイクだったこともあり、後輪が滑ってしまい、上りは特に注意を払って走りました。そんなに路面が塗れてないと思ったんですよ。

昨日まではバイクを交換するつもりだったのですが、コーチとも相談をして交換しないことにしました。僕はタイムトライアル用のバイクで上りを走ってもそんなに気にならない選手だということも理由の一つです。

また、たくさんの観客が応援してくれたことには驚きました。もしかして皆さん今日のために休んだのでしょうか?とにかく応援してくれた方々に感謝したいです。路面に自分の顔が書いてあるのも嬉しい驚きでしたよ。多分オランダから来てくれたファンだと思います。また勝てるように頑張りたいと思います。

ロードレース世界選手権2017エリート男子タイムトライアル 結果

順位 名前 タイム
1 DUMOULIN Tom NED 44:41.00
2 ROGLIC Primoz SLO 45:38.79
3 ROOME Chris GBR 46:02.25
4 OLIVEIRA Nelson POR 46:09.52
5 KIRYIENKA Vasil BLR 46:09.75
6 MOSCON Gianni ITA 46:10.49
7 KELDERMAN Wilco NED 46:15.33
8 DENNIS Rohan AUS 46:18.39
9 MARTIN Tony GER  46:20.88
10 TRATNIK Jan  SLO  46:24.45

参照:UCI公式リザルト