アフリカ・カメルーンで開催されている『U23ネーションズカップTOUR DE L’ESPOIR』第2ステージにおいて、日本ナショナルチームの松田祥位がゴール前の大集団スプリントで3位に入り、チームはステージ成績により貴重なネーションズカップポイントを獲得した。

混戦の中、松田祥位がゴールへなだれ込む

第2ステージはチームタイムトライアルでも使われた9.1㎞の周回コースを10周するサーキットステージ。

チームは個人総合成績で上位に送る大前と松田をトップと0秒差でゴールさせる事を目標とし、オプションとして集団スプリントになった場合、大前翔がステージ上位を狙う作戦でスタートした。

気温35度の中、レースはアフリカ勢のアタックが繰り返され、中盤から11名が先行。日本チームからは石原悠希が参加する。

しかし石原はパンクの為、メイングループへ戻る。チームは先頭グループに参加していない他国と共に、集団ペースを作りゴールを目指す。

先行グループはゴール前1㎞で吸収され大集団スプリント態勢になるが、危険回避の混戦の中、大前の牽引役だった松田祥位が展開上、そのまま3位でなだれ込む結果となった。これにより、チームはステージ成績で貴重なネーションズカップポイントを獲得した。

明日の第3ステージは重要な山岳ステージとなり、チームは個人総合上位10位以内を目標にジャンプアップを図る。エリトリア、チュニジアらアフリカ勢の調子の良さと、山岳における南米勢の存在、さらには状態の良いポルトガルを考えると、決して容易な状況ではない。

第2ステージ レース結果

DOUALA – DOUALA 91㎞ (9.1km×10周回)

1位:CAMPOS Francisco(ポルトガル)2h09m56s
2位:TESFAZION Natnael(エリトリア)+0s
3位:松田祥位(日本)+0s

8位:大前翔、12位:渡辺歩、21位蠣崎優仁+2s
50位:石原悠希、57位:冨尾大地+12s

個人総合リーダー:MEBRAHTOM Natnael(エリトリア)2h33m53s

文:浅田 顕

原文:JCF公式サイト