したたかにタイムを稼いだ選手たち
一方、この第9ステージで、均衡状態を打ち破ってメイン集団を抜け出し、タイムを稼いだ選手たちも存在する。
ステージ4位~6位に入ったミゲルアンヘル・ロペス、ナイロ・キンタナ、ウィルコ・ケルデルマン、さらに少し遅れてフィニッシュしたリゴベルト・ウラン(コロンビア/EFエデュケーションファースト・ドラパック)などである。
また、この日は彼らから遅れてしまったサイモン・イェーツも、第4ステージでタイムを稼いでおり、この日の最後にマイヨ・ロホを着用した。
少しずつ、均衡状態が崩れつつある優勝候補たち。第2週は舞台を今大会最難関のカンタブリア山脈に移す。 果たして、この激動の第2週後半戦を終え、なおも総合上位に留まることのできる選手はどれくらいいるのだろうか。
ブエルタの本当の戦いは、ここから始まる。