2024年11月2日(土)、世界最高峰の大会名を冠した『ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム』が開催される。
『2024ツール・ド・フランス』を彩った世界トップ選手が多数来日し、トラック競技日本ナショナルチームからも複数選手が参戦する本大会の概要や注目選手などについて紹介していく。
どんな大会?
世界最高峰のロードレース「ツール・ド・フランス」第100回大会が開催された2013年に、同大会名を冠した世界初の大会として始まったのが『ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム』。
「クリテリウム」とは比較的短いコースを周回し競うレースで、この大会では1周3.6kmのコースが使用される。
スーパースターがさいたまに
本大会には、例年その年の「ツール・ド・フランス(以下ツール)」で活躍した選手らが多数出場する。スーパースターが勢揃いする数少ない国内レースだ。
まさにツールを日本・さいたまの地に”持ってきた”と言っても過言ではない大会。
ツール主催者であり、さいたまクリテリウムの協賛も務めるA.S.Oのジャン= エティエンヌ・アモリ代表は、「ツール・ド・フランスの第22ステージ*と呼ぶにふさわしいイベントだ」とコメントしている。
※「ツール・ド・フランス」は21ステージで開催される
2024年大会には、海外から下記の7チームが出場予定だ。
チーム | 注目選手 | 出身国 | 主な成績 |
dsmフィルメニッヒ・ポストNL | ロマン・バルデ | フランス | 『2024ツール・ド・フランス』ステージ優勝1回 第1ステージ |
バーレーン・ヴィクトリアス | ペリョ・ビルバオ | スペイン | 『2023ツール・ド・フランス』ステージ優勝1回 第10ステージ |
アンテルマルシェ・ワンティ | ビニヤム・ギルマイ | エリトリア | 『2024ツール・ド・フランス』ステージ優勝3回 第3, 8, 12ステージ 『2024ツール・ド・フランス』ポイント賞 |
アスタナカザクスタンチーム | マーク・カヴェンディッシュ | イギリス | 『ツール・ド・フランス』通算ステージ優勝35回(史上最多) |
レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ | プリモシュ・ログリッチ | スロベニア | 『2023ジロ・デ・イタリア』総合優勝 |
トタルエネルジー | アントニー・テュルジス | フランス | 『2024ツール・ド・フランス』ステージ優勝1回 第9ステージ |
ツール・ド・フランス クリテリウムレジェンズ | ヤスペル・フィリプセン | ベルギー | 『2024ツール・ド・フランス』ステージ優勝3回 第10, 13, 16ステージ |
2024年大会概要
日程:2024年11月2日(土)
会場:さいたま新都心駅周辺
主な実施レース:クリテリウム・タイムトライアル
トラック競技ナショナルチームメンバーも出場予定
『ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム』では例年、「タイムトライアル」とメインレースの「クリテリウム」の2つのレースが実施される。
メインレースには世界のトップ選手に加え、国内のロード選手も多数出場。トラック競技でも活動する「チームブリヂストンサイクリング」からは、現アジアチャンピオン(個人パシュート)の松田祥位らが出場予定。
タイムトライアルには、「EF・オートリー・キャノンデール」の選手として2024年9月から海外レースに参戦している垣田真穂や、『パリ2024パラリンピック』のロードレースで連覇を果たした杉浦佳子らが出場予定だ。
さいたまのツールを駆けるトラック競技選手にもご注目いただきたい。
以下、本大会に出場するトラック競技・パラサイクリングトラック強化指定選手たち。
松田祥位(エリート)
所属チーム:チームブリヂストンサイクリング
出場種目:クリテリウムメインレース(14:55〜)
垣田真穂(エリート)
所属チーム:EF・オートリー・キャノンデール
出場種目:個人タイムトライアルレース(13:20〜)
三浦一真(ジュニア)
所属チーム:湘南工科大学付属高等学校
出場種目:個人タイムトライアルレース(13:20〜)
杉浦佳子(パラサイクリング)
出場種目:個人タイムトライアルレース(13:20〜)
川本翔大(パラサイクリング)
出場種目:個人タイムトライアルレース(13:20〜)
藤田征樹(パラサイクリング)
出場種目:個人タイムトライアルレース(13:20〜)
木村和平(パラサイクリング)
出場種目:個人タイムトライアルレース(13:20〜)