パリ2024オリンピックに出場、また先日の『2024全日本選手権トラック』では個人パシュートで日本記録を更新するなど活躍した垣田真穂。
「EF・オートリー・キャノンデール」との契約が結ばれたことが発表された。
We’re excited for our one-day race in France on Sunday 🤩 AND we’re extra excited to welcome Maho Kakita, who will ride for us as a stagiaire. pic.twitter.com/fAsSFz2rms
— EF-Oatly-Cannondale (@EF_Oatly_Cdale) September 13, 2024
この記事では、Team NIPPOの監督・大門宏氏のコメントの抜粋、および垣田真穂選手のコメントを掲載する。
Team NIPPO監督の大門宏
「“ロード選手への転向”を意味するものではない」
「ヨーロッパでのトップレベルのロードレースで切磋琢磨しながら、トラックでもさらに成長することを願っている」
EF・オートリー・キャノンデールと提携するTeam NIPPOの監督・大門宏氏のコメントによると、今回の契約について「昨年末から計画されていたが、パリ五輪が終わるまで待った」とのこと。その上で「今回のEF・オートリー・キャノンデールとのトラックスペシャリスト契約は決して“ロード選手への転向”を意味するものではない」と強調した。
また、パリ五輪に向けてトラック競技に専念していたことから、ロードレースのためのトレーニングが現時点では十分ではなく、垣田選手本人も今回の挑戦を不安に思っている面があるため、大門氏としては、まずはレースを経験してみて、そして垣田選手の大好きなロードレースを楽しむことを望んでいることが語られた。
あわせて、トラック選手によるロードレースへの挑戦は「トップスピードを強化するために走るのであり、決して持久力を養いにいくのではない。(中略)世界選手権で優勝争いをするような選手がひしめき合うヨーロッパでの、ハイレベルなロードレースへの参戦に意味があると考えている」と語られ、「ヨーロッパでのトップレベルのロードレースで切磋琢磨しながら、トラックの中長距離種目でもさらに成長することを願っている」とするコメントが発表されている。
9月に数レース出場予定
現在のところ、9月15日にフランスで行なわれる『Grand Prix International d’Isbergues – Pas de Calais Féminin』、9月18日にベルギーで開催される『St Feuillien Grand Prix de Wallonie』への出場が予定されている。
垣田真穂選手コメント
まずはこのような機会を作っていただいた関係者の皆様に感謝しています。
これまでトラック競技に専念していたので、ロードレースに対して不安な気持ちもありますが、レースが近づくにつれて、楽しみな気持ちが大きくなってきています。
以前からロードレースが大好きなので、夢に見ていたヨーロッパのプロレースで走れることを本当に嬉しく思います。
また今回のレースにはトラック競技で活躍するトップ選手も出場するので、彼女たちと一緒に走れることも楽しみです。レースは厳しいと思いますが、全力を尽くして、多くのことを吸収して、次につなげていきたいです。