熱戦となった女子ロードレース。優勝はクリステン・フォークナー(アメリカ)、そして3位にトラックでも活躍が期待されるロッテ・コペツキー(ベルギー)。與那嶺恵理は26位の結果となった。
女子ロードレース
パリ2024オリンピック。大会10日目の8月4日は、女子個人レースが開催され、日本から與那嶺恵理が出場した。
56の国と地域から総勢92選手がエントリーした女子ロードレース。日本から出場したのは與那嶺恵理。リオデジャネイロ、東京に続いて3大会目のオリンピックとなる。
エッフェル塔と向かい合うトロカデロ広場をスタート・フィニッシュ地点とするトータル158kmのコース。
恒例のアタック合戦から始まって、レースが落ち着いたのはスタートから40kmほどの地点。逃げ集団が形成されると最大でおよそ6分の差で逃げ集団とメイン集団に分かれてレースが進められていく。
レースの折り返し地点を過ぎると、メイン集団の中からアタックが散発し、スピードが上がったメイン集団は逃げ集団に追いついていく展開。一方残り50km地点ではクロエ・ダイガート(アメリカ)、ロッテ・コペツキー(ベルギー)など、優勝候補を含めた数人が落車するなど、激しい動きになっていく。
アタックに次ぐアタックで抜け出したのはマリアンヌ・フォス(オランダ)とブランカ・バス(ハンガリー)。しかしこの2人のに追いついたのはコペツキーとクリステン・フォークナー(アメリカ)。残り3キロほどで4人の先頭集団となり、この中からメダル獲得者が決まることになった。
最後まで予想が付かないレースだったが、フォークナーが追いついてからすぐにアタック。
残りの3人はこのアタックに反応することが出来ずにフォークナーが単独が駆け抜けていく。その差は30秒ほどに広がり、ゴールラインまで踏み続けたフォークナーがパリオリンピックの金メダルを手にした。一方、後続の3人は最後のスプリント勝負。横一線に飛び込んだ順番はフォス、コペツキー、バスの順。フォークナーが優勝、2位にフォス、3位がコペツキーという結果となった。
最終結果
順位 | 選手名 | 所属 | |
1位 | クリステン・フォークナー | FAULKNER Kristen | アメリカ |
2位 | マリアンヌ・フォス | VOS Marianne | オランダ |
3位 | ロッテ・コペツキー | KOPECKY Lotte | ベルギー |
26位 | 與那嶺恵理 | 日本 |
クリステン・フォークナーはチームパシュートに出場予定
ロッテ・コペツキーはオムニアムに出場予定
與那嶺恵理コメント
今回のコースが自分向きではなかったのですが、ベストのパフォーマンスを出せたと思います。目標としていた15位を狙える集団で最後の周回コースには入れたのはとても良かったです。周回コースで落車があり、集団が割れてしまう場面もありました。
結果の着順は26位でしたが、17位グループと同タイムでしたし、自分としては力を出し切れたので満足しています。日本からの沢山の応援、ありがとうございました。
次のレース予定
大会11日目となる8月5日はいよいよトラック競技のスタート。日本時間8月6日0:00(5日の夜中)からスタートし、チームスプリント(男女)、男子チームパシュートが開催される。
8月6日(火) | 0:00〜 | トラック:女子チームスプリント予選〜決勝 | – |
トラック:男子チームパシュート予選 | 中野慎詞 今村駿介 窪木一茂 橋本英也 |
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トラック:男子チームスプリント予選 | 長迫吉拓 小原佑太 太田海也 |
テレビでの放送はないが、TVerやNHK特設ページなどで配信が予定されている。詳しくは以下の記事にて。
ラウンドごとのタイムテーブルはこちら: