パリオリンピックに出場するIOC難民選手団 36選手が発表され、自転車競技としてはロードレースに男子1人・女子1人が難民選手団として出場することが明らかとなった。
IOC難民選手団
国連難民高等弁務官事務所によって難民であることが確認されている36選手たち。それぞれ出身国はバラバラで、全部で11ヶ国となる。1億人を超える世界中の難民の代表としてオリンピックに出場する。
自転車競技には、以下の2選手がロードレースに出場すると発表された。
アミール・アンサリ
Amir Ansari アフガニスタン→スウェーデン
男子ロードレースに出場
イランで生まれたが、アフガニスタンで育つ。2015年の強制亡命でスウェーデンに避難し、ストックホルム自転車クラブでトレーニングを始めた。ストックホルムCKチームとUCI難民チームの一員として、タイムトライアルやロードレースの国内・国際選手権に参加した実績を持つ。
イイェル・ゲブル
女子ロードレースに出場
Eyeru Gebru エチオピア→フランス
エチオピアの自転車競技選手で、エチオピア代表として活動。アフリカ大陸選手権では2019年に女子ロードレース銀メダル、2018年・2019年にチームタイムトライアルで金メダルを獲得している。
2021年にエチオピア北部で内戦が勃発したことをきっかけにフランスに移住。フランス語の勉強をしながら自転車のトレーニングを行う。
出典:
Olympics.com「パリ2024のIOC難民選手団、36選手発表」
オリンピック選手ページ「Amir ANSARI」「Eyeru GEBRU」