【SNSもフル活用】3500件の投稿をポストし続けたUCI
「テレビ」の数値と併せて、UCIリリースにて言及されていたのは「SNS」上での数値だ。
大会開催期間中の11日間、UCIは「23」のSNSアカウントにて合計3500件の投稿をアップロード。それらの投稿に対してカウントされたインプレッション数とエンゲージメント数を以下の表にまとめてみた。
合計投稿数 | 3500件 |
インプレッション* | 2億4520万 |
エンゲージメント* | 720万 |
全3500件の投稿の中から、特に人気のあった投稿は以下の3つ。
①レース直後のマチュー・ファンデルプール
ロード男子エリート「個人ロードレース」を制した直後のマチュー・ファンデルプール(オランダ)のリアクション。エンゲージメント15万以上と発表された。
②BMXレーシング女子エリート 決勝ハイライト
UCIはこの投稿について「エンゲージメント12万以上」と発表。
③鬼気迫る表情
トラック競技からは、オーストラリア代表マシュー・グレーツァーの、レース前の鬼気迫る表情がランクイン。エンゲージメント9万以上となった。
UCI ダビデ・ラパルティアン会長 コメント
史上初の『UCI自転車競技選手権』はまさに前例にないほどの成功を収めました。エリートとアマチュアを含む合計8000人の選手が132カ国からそれぞれの自転車競技の世界選手権へ出場しました。大会初日には第192回目のUCI会議が行われ、203の国内自転車競技連盟の代表が一堂に会しました。これほど多くの代表たちが集まったのは今回が初めてです。
テレビにおける数値は、どれだけ多くの人々が『UCI自転車競技世界選手権』をご覧になったかを証明するものです。実施された13の自転車競技の露出が、個別に開催されていた従来の世界選手権よりもはるかに拡大したことで、それぞれの自転車競技への認知や国際レベルでの発展が益々進んでいくことでしょう。
第2回大会は2027年フランスで開催
史上初めて13もの自転車競技の世界選手権を合同開催したことで、テレビ・SNSを通して多くの人々にその模様が伝え届けられた『2023 UCI自転車競技世界選手権』。
この合同開催の世界選手権は4年に1度、夏季オリンピックの前年に開催されることになっている。第2回目となる『2027 UCI自転車競技世界選手権』の開催地はフランス・オート=サヴォワ。第2回大会ではさらに規模がパワーアップし、19もの自転車競技の世界選手権が合同で開催される予定だ。
自転車競技がこの先どんな発展を遂げていくのか、楽しみに注目していきたい。
19の自転車競技にボリュームアップ!4年に1度の「UCI自転車競技世界選手権」複合大会/『2027 UCI自転車競技世界選手権』フランス・オート=サヴォワ