2022年10月5日から10月9日にかけて栃木県にて『第77回国民体育大会自転車競技』、通称「栃木国体」が開催された。
この記事では、本大会のリザルトを一挙にお届けしていく。
「国体」とは
正式名称は「国民体育大会」。
1946年から毎年開催されているスポーツ大会で、第3回大会からは都道府県対抗方式として開催されてきた。
開催地は各都道府県持ち回り方式で決まり、第77回目の2022年大会は栃木県で開催されるため、「栃木国体」と呼ばれている。
栃木国体の本大会(夏季大会)では、「自転車」を含む37競技が実施された。
トップアスリートの参加促進
本大会では「トップアスリートの参加促進」についても考慮されており、今回の栃木国体・自転車競技にも、ガールズケイリンのトップ選手や、トラック競技でジュニア大陸チャンピオンに輝いた選手、国内プロロードレースツアーを走る選手なのが参戦し、結果を残している。
参照:「JSPO 国民体育大会に関するQ&A」Q国民体育大会とはどういった大会ですか?
実施種目
競技 | 大会カテゴリー | 実施種目 | 会場 |
トラック競技 | 成年男子 少年男子 |
スプリント、ケイリン 1kmTT、チームスプリント スクラッチ、ポイントレース チームパシュート |
宇都宮競輪場 |
女子 | ケイリン、500mTT チームスプリント、スクラッチ |
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ロード | 成年男子 少年男子 女子 |
個人ロードレース | 那須町特設ロードレース・コース |
実施カテゴリー
国体では主に、男女それぞれ「成年種別(18歳以上)」と「少年種別(15歳〜17歳)」に分かれ各競技が行われる。
自転車競技の場合、男子個人種目のみ以上の2種別(カテゴリー)に分かれており、女子個人種目と男女チーム種目では「男子」「女子」というカテゴリーで実施された。
参照:「JSPO 国民体育大会に関するQ&A」Q国民体育大会には何歳から参加できますか?
少年男子
2022年4月1日現在、15歳〜17歳の選手が出場した少年男子。
2022年に開催されたアジア選手権・世界選手権(ジュニア)のトラック競技2大会でメダルを獲得した、中石湊が1kmTTで優勝。
2022年のインターハイや、全日本選手権トラック・ジュニアなどで表彰台入りを果たした選手も結果を残している。
熊谷海飛や梅澤幹太、山崎歩夢や篠島瑠樹など、トラック競技・ロードジュニア強化指定選手に選ばれている選手も、表彰台入りを果たしている。
少年男子ケイリン
順位 | 選手名 | 所属 |
1位 | 熊谷海飛 | 静岡北高校 |
2位 | 香西玲良 | 高松工芸高校 |
3位 | 福永隼人 | 九州学院高校 |
少年男子スプリント
順位 | 選手名 | 所属 |
1位 | 大塚城 | 星陵高校 |
2位 | 松岡勇斗 | 松山学院高校 |
3位 | 杉浦颯太 | 北海道千歳高校 |
少年男子1kmTT
順位 | 選手名 | 所属 | タイム |
1位 | 中石湊 | 函館大谷高校 | 1:04.821 |
2位 | 山崎歩夢 | 平工業高校 | 1:06.084 |
3位 | 池田充槻 | 六郷高校 | 1:06.915 |
少年男子ポイントレース
順位 | 選手名 | 所属 |
1位 | 篠島瑠樹 | 科学技術高校 |
2位 | 藤村一磨 | 都城工業高校 |
3位 | 梅澤幹太 | 松山工業高校 |
少年男子スクラッチ
順位 | 選手名 | 所属 |
1位 | 鈴木澪 | 松山学院高校 |
2位 | 中川挺太 | 奈良北高校 |
3位 | 池田周雅 | 六郷高校 |
少年男子ロードレース
順位 | 選手名 | 所属 | タイム |
1位 | 長島慧明 | 北桑田高校 | 2:09:16 |
2位 | 自檀地一 | 榛生昇陽・宇陀高校 | 2:09:18 |
3位 | 梅澤幹太 | 松山工業高校 | 2:09:51 |
成年男子
2022年4月1日現在、18歳以上の選手が出場した成年男子。
『2022全日本選手権トラック』のチームスプリントで銀メダルを獲得した日本大学の三神遼矢らが参戦し、表彰台を獲得。
その他、山本大喜などの国内プロロードレースを走る選手も出場した大会となった。
成年男子ケイリン
順位 | 選手名 | 所属 |
1位 | 森田一郎 | 朝日大学 |
2位 | 町田颯 | 日本大学 |
3位 | 小堀敢太 | 京都産業大学 |
成年男子スプリント
順位 | 選手名 | 所属 |
1位 | 三神遼矢 | 日本大学 |
2位 | 伊藤京介 | 日本大学 |
3位 | 井出晃太郎 | 中央大学 |
成年男子1kmTT
順位 | 選手名 | 所属 | タイム |
1位 | 福田健太 | 中央大学 | 1:04.411 |
2位 | 邊見竜馬 | 日本大学 | 1:04.455 |
3位 | 畑崎大輝 | 八戸学院大学 | 1:05.401 |
成年男子ポイントレース
順位 | 選手名 | 所属 |
1位 | 貝原涼太 | 栃木県スポーツ協会 |
2位 | 岡本勝哉 | 日本大学 |
3位 | 生野優翔 | 日本大学 |
成年男子スクラッチ
順位 | 選手名 | 所属 |
1位 | 古谷田貴斗 | 鹿屋体育大学 |
2位 | 谷内健太 | 京都産業大学 |
3位 | 黒枝咲哉 | Sparkle Oita Racing Team |
成年男子ロードレース
順位 | 選手名 | 所属 | タイム |
1位 | 山本大喜 | 三重県スポーツ協会 | 2:54:12 |
2位 | 中里仁 | 前橋市役所 | 2:54:43 |
3位 | 岡本隼 | 愛三工業株式会社 | 2:54:43 |
男子チーム種目
男子チームスプリント
順位 | 所属 | 選手名 | タイム |
1位 | 北海道 | 小堀敢太 中石湊 杉浦颯太 |
47.336 |
2位 | 宮城県 | 中井琢 髙橋舜 福田健太 |
48.158 |
3位 | 福島県 | 三神遼矢 山崎歩夢 高木海安 |
47.899 |
男子チームパシュート
順位 | 所属 | 選手名 | タイム |
1位 | 京都府 | 谷内健太 四宮寛人 岡本勝哉 三宅太生 |
4:18.750 |
2位 | 栃木県 | 石原悠希 貝原涼太 阿久津仰祐 浅野涼太 |
4:24.978 |
3位 | 奈良県 | 河野翔輝 馬越裕之 山下虎ノ亮 中川挺太 |
4:18.205 |