2018年4月11日からベルギーの東フランダース地方でアルデンチャレンジが開催された。

このレースは5日間のワンデイレースである。5日間通して完走した選手には、個人総合成績が付与される。

逃げのタイミング惜しくも逃す

今大会中最も厳しいコースとなる第3ステージ。66kmの大きな周回にはスタート後15kmで約5km(平均勾配5%)の峠を越え、35kmからは10km(平均勾配4%)の峠がある。

小周回には800m(平均勾配8%)の急勾配の丘があり6周回回る。

1回目の峠は小さなアタックがかかるも大きな動きは無く、2回目の10kmの峠は武山晃輔も数回アタックに反応し、調子の良さを伺わせた。

武山は峠の頂上付近まで逃げが決まらない事で、一旦集団の中で休みを入れた。しかし、そのタイミングで13名の逃げが決まってしまい、逃げ集団に乗り遅れてしまった。小周回に入り2分以上あったタイム差は詰まったものの、最後は約30秒差で逃げ切られた。

武山は約40名のメイン集団の前方でフィニッシュした。脚力的にはエスケープグループに加わるだけの力を発揮しているが「峠の頂上を超えてからの平坦区間でアタックは決まらない」と言う先入観で逃げを逃してしまった。

4日目はとにかく逃げに乗ることを目標としてレースに臨む。

競技結果

アルデンチャレンジ3日目

Erezee
114km

21位 武山 晃輔

Text:橋川 健

原文:JCF