2018年4月11日からベルギーの東フランダース地方でアルデンチャレンジが開催された。
このレースは5日間ワンデイレースである。5日間通して完走した選手には、個人総合成績が付与される。
今回U23ネイションズカップ遠征中の武山晃輔が参加した。
1日目:コンポーネントにトラブル、リタイア
初日は8個の山岳ポイントを含む126km。スタート直後からハイペースな展開が続き、20km過ぎに13名が先行し、逃げ切った。
武山はこの逃げのタイミングを逃したが、メイン集団では常に余裕を持って走っていた。しかし、60km過ぎに電動変速機によるトラブルが発生。これにより武山はリタイヤとなってしまった。
毎年、ナショナルチームメンバーで電動変速機を使用した選手のトラブルが発生している。プロチーム並みのメンテナンス、機材供給が行われれば問題は無いのかもしれないが、「必ず」発生している事態は選手も関係者も重たく受け止めるべきである。
競技結果
Rachamps
126km 出走168名
DNF 武山 晃輔
2日目:山岳ポイントを上位でクリア
初日にリタイヤしてしまった武山には個人総合成績はつかないものの、第2ステージも出走となる。
第2ステージはスタートして30km以内に2つの中級の峠を越えるが、あとは比較的に緩いアップダウンでフィニッシュとなるコースである。
レース中、小さなアタックが繰り返された。武山もアタックから何度か抜け出しをはかり、山岳ポイントを上位でクリア。その後、集団に吸収された。
ゴール前は約100名によるゴールスプリントとなり、武山は36位でフィニッシュした。
競技結果
Rouvroy 123km
36位 武山晃輔
4月13日に行われる第3ステージは、今大会中で最も厳しいレースが予想される。武山の良い走りを期待したい。
新チームで各選手が役割をこなす試み/U23ネーションズカップ TOUR DES FLANDRES ESPOIR
引用・原文:JCF