2022年6月、世界各国でロード国内選手権が開催された。その数50カ国以上。
世界各地で開催れたロード国内選手権には、トラック競技で活躍する選手も多く出場している。
本記事ではトラック競技でも活躍する傍ら、2022年6月30日までに開催された各国国内選手権(エリート)にて、メダルを獲得した選手たちをご紹介。
フランス
6月23日〜26日に開催されていた「フランス国内選手権ロード2022」には、現ポイントレース世界チャンピオンのベンジャミン・トマが出場し、ITTで銅メダルを獲得した。
2022年のトラックシーズンでは、ネーションズカップ第1戦(グラスゴー)に出場し、チームパシュートで優勝。
同大会のマディソンでは、銅メダルを獲得した日本の窪木一茂・今村駿介ペアらが出場するなか、銀メダルを獲得。
また、ベンジャミン・トマは7月1日から開幕した「ツール・ド・フランス2022」にも出場している数少ないトラック競技選手の1人。
カナダ
6月23日〜26日に開催されていた「カナダ国内選手権ロード2022」。
女子ロードレースの国内タイトルを獲得したのは、マギー・コールズリスター。
2021年に開幕したトラックチャンピオンズリーグにも招待され、強豪選手がひしめくなか第1戦スクラッチにて優勝。総合成績でも4位という好成績を収めた選手だ。
リトアニア
2021年に初開催となった招待制の国際大会「UCIトラックチャンピオンズリーグ」にも出場した、オリビア・バレイシュテ。
6月19日〜26日に渡り開催されていた「リトアニア国内選手権ロード2022」ではロードレースに出場し、銀メダルを獲得。
ベルギー
6月23日〜26日に開催された「ベルギー国内選手権ロード2022」では、ロッテ・コペツキーが女子ITTにて優勝。国内タイトル4連覇を果たした。
ロッテ・コペツキーは「世界選手権トラック2021」にて、エリミネーション・オムニアムで銀メダル、ポイントレースにて金メダルを獲得した、女子トラック中長距離を牽引する選手の1人。
また2022年では、ガタガタの石畳をひたすら走るロードレース「パリ〜ルーベ ファム」に出場し2着でフィニッシュ。過酷さを極める本大会の翌日には、日本人選手も参戦していた「ベルギー国際トラックミーティング」に出場。アルカンシェルを纏い、ポイントレースで銀メダルを獲得している。
タイトのスケジュールでも、ロード・トラック両競技で結果を残す要注目の選手だ。