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聴覚障害の選手による自転車競技
ここまでは「パラリンピック」で扱われる自転車競技についてご紹介してきたが、障害を持つ選手のスポーツ大会でもうひとつ代表的なのが「デフリンピック」。
耳の聞こえない人(ろう者)の選手が出場する大会で、オリンピックと同じく4年に1度開催。実はパラリンピックより歴史の長い大会で、初開催から100年目となる2025年大会は東京で開催される。
デフリンピックにも自転車競技種目があり、ロードとマウンテンバイク(MTB)の2種目が実施される。いずれも聞こえる人と同じルールで実施されるが、耳が聞こえない分目で見てわかるよう、スタートやタイム表示などが工夫されている。
日本の選手も活躍しており、(新型コロナで1年延期された)2022年大会では、日本選手団が4つのメダルを獲得している。
デフリンピック | 一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会
デフリンピック啓発リーフレット(2024)
デフリンピック競技一覧
第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025
2025年11月15日~(12日間)、
70~80か国・地域より選手・スタッフ合わせて6000人が参加予定。
自転車競技の会場は東京2020オリンピックと同様に、伊豆の日本サイクルスポーツセンターとなる。UCIの規定によるパラサイクリングとは区分が異なるが、同じハンディキャップを持つ人の自転車競技大会であるデフリンピックもぜひ応援していただきたい。