杉浦佳子
Q:今回のオリンピックでの目標は?
東京では取れなかったトラック種目、500mTT・個人パシュートでのメダル獲得です。東京大会が終わって、年齢面から引退するだろうと思った方も多かったかと思いますが、今大会でもいいお土産を持って帰ってきたいです。
Q:東京大会も以降も競技を続けてこられた原動力は?
きっと1人だったら辞めていたと思います。でも、トラックを見ていただいているコーチから、「まだまだ可能性がある、伸ばせるところがある」と言ってもらえて。
それから、東京大会でいろんな方から「感動をありがとう」と声をかけていただいたんです。そういうふうに思っていただける方が1人でもいるなら、続けていきたいと感じました。
Q:自分のここを見てほしい、というところがあれば教えてください。
結果がどうなるかはわかりませんが、メダルに向けて、レース中積極的にアタックはかけるつもりです。そこを見てほしいですね。
川本翔大
Q:今大会への思いをお聞かせください。
リオ・東京とオリンピックの舞台では悔しい思いをしているので、このパリこそはメダルを獲って帰ってきたいと思います。
Q:今年3月のトラック選手権を含め、2022年以降世界の舞台で結果を残し続けてきましたが、東京での経験が大きかった?
東京大会でパシュートは4位だったのですが、メダル争いに絡む走りができた、という点で大きな自信になりました。自分がこれまでやってきたことは間違ってなかった、と思えたのが大きかったです。
その意味でも、この3年間はいい形でトレーニングを続けることができましたし、それが世界大会での結果にも結びついていると思います。
Q:だからこそ、メダルへの思いは強い?
メダルを獲らないといけない立場、だと思っています。プレッシャーに感じてしまう部分もありますが、そういう立場で大会に挑めることはありがたいと思って臨みたいですね。
藤田征樹
Q:5度目のパラリンピック挑戦となります。率直な想いをお聞かせください。
家族やスタッフ、応援している方々。これまで支えて下さったすべてに感謝しながら、表彰台にチャレンジしたいです。
Q:今回のチームはどんなチームだと感じますか?
和気藹々としていますが、決してそれだけではなく、サポートしてくれるスタッフ含め全員がプロフェッショナル。
1人1人がしっかりとした考えを持ち、競技に挑む姿勢ができているチームだと感じます。
その影響を受けて、自分自身も意識を高く持って挑むことができています。
Q:見てほしいポイントは?
東京以降、よりエアロダイナミクスに優れたフォームに改善できていると思います。「風を切るフォーム」を見ていただけたら嬉しいですね。
それから、これは大会全般の話ですが、パラリンピックにはさまざまな障がいを持った選手が出場します。
どういう想いを持って競技に挑んでいるのか、挑戦をしているのか、大会を通じて、見ていただいた方に何かを感じ取っていただけたらと思います。
木村和平
Q:どのような想いで今大会に挑みますか?
自分は1人で自転車に乗ることができません。パートナーである三浦選手をはじめ、たくさんの人の協力で今大会に出場できます。
まずはそのことに感謝をしながら、2人で一丸となって、結果でお返しできるように頑張ります。
Q:目標は?
トラックの1kmTTがメインターゲットです。自己ベストを出して、メダルに絡めるような戦いができたらと思います。
Q:タンデムならではの難しさもあると思います。
やはり2人乗りなので、自分の好きなように乗ればいい、というわけではありません。
この3年間、1回走るごとに、操作性の面で三浦(生誠)選手が難しいところはなかったか、逆に自分がどこに恐怖を感じたかということを話し合いながら、ポジションを含め走り方を決めてきました。
2人で一斉にスタートを切り、ゴールをした後は2人で一緒に倒れ込んでいると思うので(笑)、ぜひそこも見てほしいですね。