2023年10月22日から10月28日にかけて開催される『第4回アジアパラ競技大会』（中国・杭州）。自転車競技は10月23日に初日競技が実施され、女子個人パシュート（C1-C3クラス）で日本の杉浦佳子が銀メダルを獲得した。

また杉浦含む日本チームは、男女混合で実施されるチームスプリントにも出場。惜しくもメダルに一歩届かず、4位となった。

女子個人パシュート（C1-C3）

単独で3kmを走り、そのタイムを競う女子個人パシュート。1-2位決定戦には日本から予選を2位で通過した杉浦佳子、中国からQIAN Wangweiが出場した。

期待された1-2位決定戦だったものの、杉浦は予選よりもタイムを落としてしまい2位の結果（4:12.274）。優勝したQIANは3:56.803のタイムだった。

杉浦は「予選では前半突っ込み過ぎて後半垂れてしまいましたが、何とか1-2位決定戦に進めました。1-2位決定戦では、最初の入りは良かったのですが、午前中の疲労が抜けなかったのか、ここでも後半に垂れてしまいタイムを落としてしまいました」とコメントしている。

混合チームスプリント

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男女混合で3選手が出場し、1人ずつ離脱しながらバンクを3周（750m）する混合チームスプリント。日本からは杉浦佳子、藤田征樹、川本翔大が出場した。なおこのレースは女子個人パシュートの予選と決勝の間に行われたため、杉浦にとってはハードなスケジュールとなった。

銅メダルをかけて3-4位決定戦に進出した日本チームは、インドネシアと対戦。第1走者の杉浦がリードを奪うも後半逆転され、僅差で敗れ4位でレースを終えた。

杉浦佳子コメント

個人パシュートの予選と決勝の間に行われたので、なかなかスプリントの方に集中できず、思ったようなタイムが出せずに非常に残念です。あと少しでメダルが獲れたと思うと悔しいです。

藤田征樹コメント

急編成のチームで、メダルまでもう少しのところまで行けたのは良かったですが、やはり悔しいです。1走目の杉浦選手と3走目の川本選手が頑張ってくれましたが、自分がもう少し上手く繋ぐことができたらと思うと課題が残りました。しかし、今できることはやれたと思います。

川本翔大コメント

初めてのメンバーで初めての順番で走りました。1本目は自分のミスもあり上手くかみ合わなかったのですが、2 本目はしっかり修正して良い位置で走れたと思います。しかし結果的に4位ということで、すごく悔しいです。