2023年5月12日から4日間にかけて実施された『2023全日本選手権トラック』。エリート、ジュニア、パラサイクリングのそれぞれの種目における日本一が決まる大会だ。

この記事ではパラサイクリングカテゴリーで実施された種目の、上位3位までをご紹介する。

▼パラサイクリングのクラス分けについてはこちらの記事にて。

障害の種類、度合いによってクラス分け・・・パラサイクリングってどんなもの?

500mTT

WC2-3

順位 選手名 チーム 係数タイム
1位 杉浦佳子 TEAM EMMA Cycling/総合メディカル 39.600
※大会新
2位 藤井美穂 楽天ソシオビジネス株式会社 42.684
3位 中道穂香 テレビ愛媛 50.542

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優勝:杉浦佳子コメント

「ワールドカップで落車してしまいましたが、すぐに帰国させていただき、お陰様で治りも早かったです。今日は全然痛みもありませんでした。怪我明けでのレースでしたが、大会新記録はこれまで積み重ねたものの成果だと思います。これからも信じてやっていきます。

今年はまだ1ポイントも取ってないので、8月の世界選手権で必ずポイントを取り、ひとつでもパリパラリンピックの出場枠を獲得したいと思います」

1kmTT

MC2-3

順位 選手名 チーム 係数タイム
1位 川本翔大 大和産業株式会社 1:08.432
※大会新
2位 藤田征樹 藤建設株式会社 1:13.819

優勝:川本翔大コメント

「大会新記録でしたが、自己ベストではないタイムでした。とはいえワールドカップ2戦が終わって、帰国してあまり休まずに今大会に参加してこのタイムですから、今のコンディションなりの良いタイムだったと思います。世界で優勝できる選手を目指し、これからも頑張っていきます」

MC5

順位 選手名 チーム タイム
1位 亀田琉斗 1:18.056
2位 福冨伸彦 NTT東日本/NTI 1:19.882
3位 沼野康仁 usp lab.VC SPLENDOR 1:25.886

優勝:亀田琉斗コメント

「もともとアメフトをやっていて、今回が初めての自転車の全日本選手権でした。緊張しましたが自己ベストが出せて良かったです。個人でやる部分、チームとして取り組む部分があって、それが自転車競技の魅力だと感じています。全日本チャンピオンのジャージは最高です!世界一を目標にやっていきたいと思います」

MB

順位 選手名 チーム タイム
1位 木村和平
三浦生誠(P)
楽天ソシオビジネス株式会社
日本大学
1:03.721

木村和平コメント

「1チームしか出ていないのでこのジャージ(日本チャンピオンジャージ)を着させてもらってますが、正直『着ていいのかな?』と思うタイムでした。悔しいですし、満足のいく結果ではないです。一番大きな原因は、ロードのワールドカップから帰国後すぐで、ぶっつけ本番のようなレースだったこと。スタートが2人で噛み合わず、ペアの足が合わずに1kmが終わってしまいました。2人で走った中でも一番悪いタイムです。難しい状況でもしっかり合わせることができなかったのは、ペアとして未熟だったと思います。

これからトラック種目に専念すると決めているので、アジア選手権・世界選手権に向け、ペアとして成長していきたいと思います」

三浦生誠(P)コメント

「最初からキツい状態ということは分かってて、その上でパイロットとして木村さんを引っ張り切れなかったことに、申し訳なさを感じています。メカニックなどのサポートの皆様にも良い結果を返すことができませんでした。来月にアジア選手権、8月に世界選手権があるので、ここでしっかりタイムを出して次に繋げていきたいです。世界選手権ではメダル獲得が目標です」

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3kmTT/4kmTT

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