2023年シーズンからU23デビューを果たすフランス女子選手のハイディ・ゴーゲン(Heidi Gaugain)が、スペイン籍のUCIウィメンズコンチネンタルチーム「Bixkaia-Durango」と契約を結んだことが本チームの公式リリースにて発表された。

健常の選手にも勝つ、義手のサイクリスト

本選手の特筆すべき点は「パラサイクリストでもある」点。左腕に義手を装着してレースに出場するハイディ・ゴーゲンはパラサイクリングの大会で活躍する傍ら、トラック競技やロードの大会にも健常者に混じって出場し、好成績を残している。

2004年生まれのゴーゲンはイスラエル・テルアビブで開催された『2022ジュニア世界選手権トラックジュニア』にてポイントレースとチームパシュートの2種目で優勝。

フランスメディアの「L’EQUIPE」は『史上初、健常者の中で世界チャンピオンになったパラ選手』と報じた。

その後自国開催となった『2022パラサイクリング世界選手権トラック』にも出場し(女子C5)、個人パシュートで銀メダル、オムニアムで銅メダルを獲得。

パラサイクリングに加え、U23・エリートのトラック・ロードでも活躍が期待される注目の若手選手だ。そして2023年のロードでは、「Bizkaia-Durangoren」の選手として様々なレースに出場する。

参照:L’EQUIPE(2022年9月24日), 「Bizkaia Durango」リリース(2022年12月26日)

2024はパラリンピック、2028はオリンピックを目指す

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