2022年8月11日から14日にかけてベーコモー(カナダ)にて『2022パラサイクリング世界選手権ロード』が開催された。
日本からは4選手が出場。東京2020パラリンピック金メダリストの杉浦佳子が金・銀メダルを1枚ずつ獲得する活躍をみせた。
本大会に出場した日本人選手の結果を伝えしていく。
大会概要
大会日程:2022年8月11日〜14日
開催地:カナダ・ベーコモー(Baie-Comeau)
実施種目
・個人タイムトライアル
実施クラス:男女タンデム(B)、男女C1〜C5、男女H1〜H5、男女T1・T2
・個人ロードレース
実施クラス:男女タンデム(B)、男女C1〜C5、男女H1〜H5、男女T1・T2
・チームリレー
実施クラス:Hクラス(混合)
日本代表派遣選手
選手名 | カテゴリー・クラス | |
女子 | 杉浦佳子 | C3 |
男子 | 川本翔大 | C2 |
藤田征樹 | C3 | |
福井万葉 | T2 |
杉浦佳子がアルカンシェル獲得
8月11日から14日にかけてカナダ・ベーコモーにて開催された、『2022パラサイクリング世界選手権ロード』。大会最終日(14日)に実施された女子個人ロードレース(C3)にて、杉浦佳子が優勝を果たした。
ベーコモーに特設された周回コースを5周走る女子個人ロードレース(C3)。計58.5kmを走る本レースでは、杉浦佳子とBROWN Clara(アメリカ)がほぼ並んだ状態でフィニッシュまで残り数10mに突入。
BROWN Claraは2日前の8月12日に実施された女子個人タイムトライアル(C3)で、2位の杉浦を上回り優勝した選手だ。
そして、フィニッシュ直前でアタックを仕掛けたのは杉浦。BROWN Claraを2秒ほど突き放し、見事優勝を飾った。
大会映像では、フィニッシュラインを1着で通過した杉浦が、喜びとともに大きく叫んでいるように見えた。
大会終了後には自身のSNSにて、現役世界チャンピオンのみが纏うことができる「アルカンシェル」の写真を、コメントともにアップロードしていた。
8/14 UCI Para Cycling Road World Championship@Baie-Comeau
ロードレースでアルカンシェル獲得することができました!ライバルとは力の差があるため、温存して最終周に備えスプリントで勝つことができました。
サポート、応援ありがとうございました✨ pic.twitter.com/JcrOIP5AuG— Keiko Sugiura (@choline1226) August 15, 2022
大会公式映像(女子個人ロードレース(C3)のフィニッシュは「5:12:20〜5:13:20」)