ミラノ・コルティナを舞台に、連日さまざまな競技で熱戦が繰り広げられている2026冬季オリンピック。
『東京2020オリンピック』自転車競技・女子スプリントの金メダリスト、ケルシー・ミシェル(カナダ)が出場する女子2人乗りボブスレーが、日本時間2月20日深夜に幕を開ける。
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日本時間での競技日程
女子2人乗りは、2日間・計4本の合計タイムで争われる競技。
日本時間では、以下の日程となる。
第1・第2ヒート:2月21日(土) 2:00〜 / 3:50〜
第3・第4ヒート:2月22日(日) 3:00〜 / 5:05〜
コンビを組むのは経験豊富なパイロット
スタートを担う“ブレーカー”であるミシェルがコンビを組むパイロットは、メリッサ・ロトルツ(Melissa Lotholz)。
これが3度目のオリンピック出場となる。2018年平昌大会では2人乗りで7位、北京2022ではモノボブにも出場。長年ワールドカップの第一線で戦ってきた実績を持つ。操縦技術と経験値に裏打ちされた安定感。それがロトルツの強みだ。
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爆発的な脚力を持つブレーカー
そのロトルツの後方でスタートを担うのがミシェル。
トラックスプリントで世界を制した爆発的な加速力は大きな武器。それは存分に発揮されており、ワールドカップでもスタート区間でトップ勢に匹敵するタイムを刻む場面もあった。
経験豊富なパイロットと、ポテンシャルを評価され抜擢されたブレーカー。この組み合わせが、チームの魅力だ。
ワールドカップでも上位入賞
2025-26シーズンのワールドカップ第6戦では、ロトルツ/ミシェル組は8位という最高成績を残している。
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強力なライバルとなりそうなのは、今季ワールドカップ総合優勝を果たしたドイツのラウラ・ノルテ/デボラ・レヴィ組。ノルテは、今大会の女子モノボブ(1人乗り)で銀メダルを獲得している。そのほか、モノボブで金・銅メダルを獲得したアメリカチームもメダルの有力候補となるだろう。
日本時間2月17-19日にかけて公式練習(計6本)が行われているが、ロトルツ-ミシェル組は2本目で4位タイという滑りを見せた。
“メダルの大本命”という立場ではないが、挑戦者として上位に食い込むことが可能なポジションにいることも確かである。夏季オリンピックで金メダルを手にしている、という類稀な経験値も、本番では有利に働くはずだ。
カナダが誇るスプリンターの挑戦に、ぜひご注目いただきたい。
その挑戦は、2年後の夏へと続く
なお、ミシェルのボブスレー挑戦を報じたCBC(カナダ国営放送)の記事内では、“2028年にロサンゼルスで開催されるオリンピックを見据えて、最終的にはトラック競技に復帰するつもり”と語っていることも記されている。
この大一番を終えて、どのような決断を下すのか。そして、再びバンクに戻る時、ボブスレーでの経験がどのような進化をもたらすのか。自転車競技ファンとしては、その点も楽しみにしたい。
