オーストラリアオリンピック委員会は3月19日に2020東京オリンピックにおけるトラック競技種目の代表メンバー15名を発表。マシュー・グレーツァー、ステファニー・モートンら短距離陣、チームパシュート元世界王者&世界記録保持メンバー(男子)など強力な顔ぶれが揃った。
以下プレスリリース抄訳。
オーストラリアオリンピック委員会リリース
本日、2020東京オリンピックに向けて15人のトラック競技オーストラリア代表を発表します。オリンピックデビューが6人、2回目の出場となるのが7人。アネット・エドモンソンとマシュー・グレーツァーは3回目のオリンピック出場となります。
マシュー・グレーツァー、ネイサン・ハート、マシュー・リチャードソン、カーリー・マカラク、ステファニー・モートンが短距離選手として選出。
アシュリー・アンクディノフ、ジョージア・バーカー、エイミー・キュア、アネット・エドモンソン、メーブ・プルーフ、レイ・ハワード、キーランド・オブライエン、ルーカス・プラップ、アレックス・ポーター、サム・ウェルスフォードが中・長距離選手として大会に参加します。
オリンピックや世界選手権でのタイトル獲得者を含む15人の選手達が、8月3日から9日に伊豆ベロドロームにて開催される12種目に参加します。中には2008年北京オリンピックぶりに復活したマディソンも含まれます。
「忍耐の時」を経て代表に選出された選手たち
(新型コロナウイルスによる)前例にない不確実な状況を承知な上で、オーストラリアチーム責任者であるイアン・チェスターマン氏はトラックチームの選手達について以下のようにコメントしている。
「選手達は4年間、もしくはそれ以上この機会を待ち続けました。私達はスポーツの大航海時代にいますが、選手達自身が最高の状態と環境で大会に安全に参加出来るように努めたいです。
過去、オーストラリアのトラック選手達は多くのオリンピックでの素晴らしい結果を残してきました。今回我々のレガシーを引き継ぐ意味も込めて選ばれた15人のアスリート達を祝福したいです。これは何十年にも及ぶ選手達の妥協のない努力の結果であり、祝福されるに値します。これは選手、オーストラリアサイクリングチームとそのコーチ、家族、友人、サポーター達による成果でしょう。
また、選手達が持つ回復力にも驚かされています。
マシュー・グレーツァーは甲状腺ガンから復活。カーリー・マカラクは2016年のリオオリンピック出場を逃すも2019年には世界王者へと輝きました。代表に選出された選手達は耐え忍ぶ時を経ており、彼らをオーストラリアオリンピックチームに選出した事を誇りに思います。
どの競技も準備に混乱が伴なうのは確かですが、本日発表した15人のサイクリスト達が2020東京への夢を追う事を応援します」