2020東京オリンピック/パラリンピック選考は3月3日に遡り停止

ロードレース世界選手権2019

UCIはIOC(国際オリンピック委員会)及びIPC(国際パラリンピック委員会)へ対し、東京オリンピック/パラリンピックの代表選考過程にあるMTBBMXレーシングBMXフリースタイルの今後の選考を停止するよう要請した。

本来であれば東京オリンピック/パラリンピックの選考期間はMTBは5月27日、BMXフリースタイルは5月11日、BMXレーシングは6月1日、パラサイクリングロードレースは6月7日までとなっていたが、2020年3月3日時点のランキングまで遡り停止させる。

これは国境閉鎖などにより国外の大会に出場出来ない選手たちへの公平性を考慮し、3月3日までは大会のための渡航が妨げられていなかった事実から決定された。

4月頭に広島県で開催予定だったBMXフリースタイルワールドカップも、3月12日に延期が発表されている。

ラパルティアン会長「前例のない事態に直面」

現在UCIには100件を超える大会の延期・中止の申請が届いているという。UCI会長のダヴィデ・ラパルティアン氏は、

「新型コロナウイルス感染拡大は、特にヨーロッパで日々広がりを見せており、自転車競技にも大きな影響を与えています。前例のない事態に直面しながらも、競技の公平性と人々の安全を保証出来る措置を取らなければなりません。UCI大会の延期とオリンピック選考に関する決断を下したことで答えを出せました。現在私達が直面している問題を解決するには、全てのサイクリングの仲間とオリンピックのメンバー全員が強く団結することです」

とコメントしている。

大会の延期に関しては、開催の有無が保証されないが、今後の日程が決まり次第発表される。

UCI公式プレスリリース原文:https://www.uci.org/inside-uci/press-releases/the-uci-takes-strong-measures-faced-with-the-development-of-the-coronavirus