最終種目:ポイントレース

ポイントレースでは、ここまでの持ち点にレースで獲得したポイント(10周毎にポイント獲得周回があり、1着は5ポイント、2着は3ポイント、3着は2ポイント、4着は1ポイント※最終周回だけは記載のポイントが2倍獲得できる※。その他メインとなる集団を1周追い抜くと20ポイントを獲得)が加算されていく。レースはトラック100周、計25kmで争われる。

最終種目を前に暫定の順位は:

1位:橋本 118ポイント
2位:キム・ユロ(韓国) 98ポイント
3位:デケテル・ケニー 96ポイント
4位:今村 96ポイント
5位:チェン・キンロ(香港) 94ポイント
6位:窪木 92ポイント

と上位は橋本が圧倒的なリードを得てスタートをするが、2位以下は僅差でのスタートとなった。

レースは序盤、残り80周となる2回目のポイント周回を今村が1着、5ポイントを加算する。その直後に集団が一息をついた所で思わぬアクシデントが発生。集団の中段にいた窪木と他の選手が接触し両者が落車してしまう。窪木は落車の影響でそのまま立ち上がることが出来ず、レースを棄権し病院へと搬送された。

その後のレースは、すぐさま橋本が次のポイント周回で5ポイントを加算し、他の選手たちを突き放す。しかしここからデケテルと今村の猛チャージが開始される。

今村は残り60~30周の各ポイント周回でポイントを獲得し、デケテルも残り50周のポイント周回を除きポイントを獲得していく。更にデケテルは1周追い抜きも成功させ、残り10周を切った時点で暫定総合ポイントを127として橋本と同ポイントとなった。

優勝争いは橋本対デケテル。最後のポイント周回での着順が全てを決める形となった。しかしガチンコ勝負となったレースは橋本が勝負強さを見せ、デケテルより先着し優勝を決めた。

尚、ポイントレーススタート時に4位だった今村は最後のポイント周回で1着となり10ポイントを加算。レース途中で獲得したポイントと合わせて総合ポイントを126とし、総合3位に上がって表彰台の最後のスポットを得た。

橋本英也選手 インタビュー