UCIチャンピオンズリーグとは?

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中長距離・全出場選手が決定

チャンピオンズリーグ・短距離に出場する36人は2022年10月末に既に決定。そして11月2日の発表によって中長距離種目へ出場する36人が発表され、2022年大会に出場する全選手の情報が出揃った。

今回の発表では既に発表されていた「事前招待選手」に加え、『2022世界選手権トラック』の結果から中長距離種目における「追加招待選手」が新たに決定した。

中長距離・男子

(2022年10月28日に公開された画像。ベンジャミン・トマ が参加見送り)

事前招待(5選手)

ゲイビン・フーバー

まずは、短距離の事前出場枠を獲得した選手たち。

前回(2021年)大会で総合優勝を果たしたゲイビン・フーバー。

セバスチャン・モラ

前回大会総合2位のセバスチャン・モラ。

マティエス・ブフリ

マティエス・ブフリはトラック短距離種目にて世界選手権やオリンピックでの優勝経験がありながら、ロード種目へ転向した異色の選手。短期登録選手として日本の競輪にも出走していた。

選手名 前回大会での成績 世界選手権メダル
ゲイビン・フーバー アメリカ 1位
セバスチャン・モラ スペイン 2位
ロイ・エイフティング オランダ 6位 スクラッチ銅
ミケーレ・スカレテッティーニ イタリア 7位
マティエス・ブフリ オランダ 初出場

追加招待(13選手)

(左から)窪木一茂、ディラン・ビビック、ロイ・エイフティング

事前招待選手に選抜されていたベンジャミン・トマは、2023年シーズンに向けた休養を選択し出場を見送り。

枠が1つ増え、13選手が追加招待された。

『2022世界選手権トラック』の中長距離個人種目にてアルカンシェルを獲得したディラン・ビビックが出場。19歳の超若手世界チャンピオンが、どんな走りを見せるのか要注目だ。

オリバー・ウッド

その他、世界選手権でメダル2枚を獲得し、2022年のネーションズカップでも表彰台に登ってきたオリバー・ウッドも参戦。

選手名 前回大会での成績 世界選手権メダル
モリッツ・マルカレク ドイツ 初出場
ディラン・ビビック カナダ 初出場 スクラッチ金
フィリップ・プロコピシン ポーランド 初出場
オリバー・ウッド イギリス 初出場 チームパシュート金
マディソン銀
ロテム・テネ イスラエル 15位
エリック・マルトレル ハガ スペイン 12位
クラウディオ・イムホフ スイス 9位
ウィリアム・ペレット イギリス 初出場
グラント・クーンツ アメリカ 初出場
グスタフ・ヨハンソン スウェーデン 初出場
マーク・スチュワート イギリス 初出場
マテオ・ドネーガ イタリア 初出場
マティアス・ギルメット カナダ 初出場

中長距離・女子

(2022年10月28日に公開された画像)

事前招待(6選手)

(左)ケイティ・アーチボルド(右)ローラ・ケニー

女子中長距離種目では、事前招待選手が全員出場。

全大会にて総合優勝を果たしたケイティ・アーチボルド。2022シーズンは5月に負ったトレーニング中の怪我からの回復のため欠場となる大会もあった。シーズン最後の主要大会である今回、そんなフラストレーションを爆発させてくるかもしれない。

同じくイギリスからは、初出場となるローラ・ケニーも参戦。東京2020オリンピックのマディソンでは、ケイティ・アーチボルドとともに金メダルを勝ち取った。

マルティーナ・フィダンザ

『2022世界選手権トラック』で2種目のアルカンシェルを勝ち取ったマルティーナ・フィダンザと、銀メダルを獲得したラケーレ・バルビエリがイタリアから出場。

マルティーナ・フィダンザは、チャンピオンズリーグでも実施される「スクラッチ」にて2年連続世界チャンピオンに輝いている選手。自身初出場の今大会では、得意分野とともにエリミネーションにも出走する。どんな活躍を見せるのか要注目だ。

そして日本からは内野艶和が事前招待枠に選抜。ジュニア時代にはアルカンシェルの獲得経験があり、2022年シーズンではアジア選手権トラックにて3冠を達成し、チャンピオンズリーグへの初出場を決めた。

選手名 前回大会での総合順位 世界選手権メダル
ケイティ・アーチボルド イギリス 1位 チームパシュート銀
アニータ イボンヌ・ステンバーグ ノルウェー 6位
ローラ・ケニー イギリス 初出場
マルティーナ・フィダンザ イタリア 初出場 スクラッチ金
チームパシュート金
ラケーレ・バルビエリ イタリア 初出場 エリミネーション銀
内野艶和 日本 初出場

チャンピオンズリーグに内野艶和・中野慎詞の参戦が決定!2022年大会への追加招待選手が発表/『2022 UCIトラックチャンピオンズリーグ』11月開幕

追加招待(13選手)

ジェニファー・バレンテ

東京2020オリンピック・オムニアムの金メダリスト、ジェニファー・バレンテ。追加招待選手のうち『2022世界選手権トラック』で唯一メダルを獲得した選手。4種目を1日でこなすオムニアムでは、見事アルカンシェルを獲得。スクラッチ・エリミネーションの1日2種目が実施されるチャンピオンズリーグでは、どんな活躍を見せてくれるのだろうか。

(左から)シルビア・ザナルディ、ジェニファー・バレンテ、ソフィー・ルウィス

その他、2022年シーズンの活躍が目立つのはシルビア・ザナルディ。ヨーロッパ選手権トラックではU23エリートの両大会で合計4冠を達成し、ネーションズカップでもメダルを獲得している。若手選手ながら自身2回目となる出場で、大会の雰囲気を掴みアドバンテージを発揮してくるかもしれない。

選手名 前回大会での成績 世界選手権メダル
エマ・カミング ニュージーランド 初出場
ジェニファー・バレンテ アメリカ 初出場 エリミネーション銅
ポイントレース銅
オムニアム金
シルビア・ザナルディ イタリア 9位
リア リン・トウデンベルグ ドイツ 初出場
ミケイラ・ドルモンド ニュージーランド 初出場
リリー・ウィリアムズ アメリカ 初出場
ソフィー・ルウィス イギリス 初出場
マギー・コールズリスター カナダ 4位
サラ・バンダム カナダ 初出場
エミリー・ケイ アイルランド 10位
クロエ・モーラン オーストラリア 初出場
タニア・カルボ スペイン 12位
ミシェル・アンドレス スイス 13位

2021年大会の出場選手についてはコチラ
2021年大会の総合順位:UCI TRACK CHAMPIONS LEAGUE「STANDINGS」

「最高なシーズンの締めくくりに」選手コメント

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