ウクライナ初となる国外開催の国内選手権

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ベロドロームを無料で貸し出し

オレナ・スタリコワ Olena Starikova (UKR), Women's Sprint Final AUGUST 8, 2021 - Cycling : during the Tokyo 2020 Olympic Games at the Izu Velodrome in Shizuoka, Japan. (Photo by Shutaro Mochizuki/AFLO)

2022年11月25日よりニューポートで開催予定の『ウクライナ 2022国内選手権』。開催地となるのは、ウェールズ・ニューポートにある「Geraint Thomas National Velodrome」。

今回ウクライナの国内選手権を実施するために、本ベロドロームを単に提供するだけではなく、使用料を無料とすることが決定された。

本開催の発起人のメンバーであるMauro Pizzol氏*とJoseph Alberti*氏は、ウクライナの国内選手権をイギリスで開催することをウクライナ自転車競技連盟に提案し、同連盟はこれを承諾。

その後、Joseph Alberti氏が「Geraint Thomas National Velodrome」に掛け合い、本ベロドローム側が無料での使用を提案したという流れだ。

※Mauro Pizzol氏:「Excel Sports Management」社理事、Joseph Alberti氏:同社チームマネージャー

開催経費を募る基金を設立

オレナ・スタリコワ Olena Starikova (UKR), Women's Sprint Qualifying AUGUST 6, 2021 - Cycling : during the Tokyo 2020 Olympic Games at the Izu Velodrome in Shizuoka, Japan. (Photo by Shutaro Mochizuki/AFLO)

開催地となる「Geraint Thomas National Velodrome」の無料使用許可を獲得した後、本開催発起人メンバーである2人は、ウクライナ選手団のための渡航・滞在費などの経費についても支援することを考案。

総額£20,000の支援が必要であることを発表したところ、匿名の個人などが£10,000を既に寄付。残りの£10,000を募るため、「gofundme」というファンドレイジングのオンラインプラットフォームにて、専用の基金が設立された。

2022年11月2日現在、£2,794の寄付が集まっている。

基金への寄付、情報の共有、基金についての詳細は以下リンクから

gofundme「Ukrainian Cycling National Championships」

参考:SOUTH WALES Argus

ウクライナ自転車競技連盟への支援基金を設立 UECが声明を発表