公営競技の収益は社会福祉に運用されており、特に競輪の場合は「自転車競技を支える」一面も持っている。

2022年3月31日、競輪・オートレースを統括する公益財団法人JKAが「福祉車両の整備」支援の第2回募集として募集を行っていたものより、73件の採択を発表した。

2021年度「福祉車両の整備」支援(第2回募集)

新型コロナウイルス感染症などの社会情勢を踏まえ、移動手段の選択肢の拡大という観点で福祉車両の必要性が高まっていることを考慮。1月17日〜2月1日の間で「追加支援」として募集を行い、下記の通り決定した。

採択事業数:73件
交付決定金額:1億1070万円
主な採択事業所:養護老人ホーム、障がい児・者福祉施設、その他
採択内容:車いす仕様(スロープ式)、送迎用の乗用車(ワゴンタイプ)

2021年度の補助は6億円超に

2021年度競輪・オートレースの補助事業では、緊急支援として新型コロナ対策支援を2回、また上記福祉車両の追加支援を実施し、合計で675件、6億円超の補助を行っている。

JKAの補助事業リリースより

「公営競技」ってなに?競輪から生まれる福祉や文化、競技との関わり