オリンピック種目は?
MTBはいくつもの種目に分かれているが、オリンピック種目は1つだけ。XCOとも表記される「クロスカントリーオリンピック」だ。「クロスカントリーレース(XC)」の一種である。
全選手が一斉にスタートし、4〜6kmの起伏や障害物のあるサーキットを周回し、着順を競う(周回数は制限時間ごとに異なる)。コース上には急坂や、自転車1台しか通れないような『シングルトラック』と呼ばれる道幅の狭いコースが組み合わされているため、パワーとともにテクニックも要求される。
競技者はコースの特徴を把握し、それぞれが得意とする場所での走りなどを工夫しなければならない。
エンデュランス型とグラビティ型
MTBのオリンピック種目はXCO(クロスカントリーオリンピック)のみだが、他にも様々な種目に枝分かれする。大きく分けると「エンデュランス型」と「グラビティ型」の2種類となる。
「エンデュランス型」は主に持久力が重視される種目。トラック競技でも中長距離種目を「エンデュランス」と呼ぶが、持久力が重要という共通点がある。XCO(クロスカントリーオリンピック)を含むクロスカントリー種目は、このエンデュランス型だ。
MTB特有の「グラビティ型」は急な坂道の下りをメインとした種目となり、テクニックや、振動への耐久性がものを言う。グラビティ・・・「重力」の名前の通り、いかに速く、重力のままにコースを下っていけるかが勝敗を分ける。ダウンヒル、フォークロス、エンデューロの種目等はグラビティ型となる。
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