イタリア・バルジソーレにて開催されたマウンテンバイクワールドカップ イタリア大会。今大会では、アジア人で初めて山本幸平がXCC(ショートクロカン)に参加することとなった。

マウンテンバイクワールドカップ イタリア大会

日時:令和元年8月1日~8月4日
会場:イタリア バルジソーレ

レバノンのアジア選手権を終え月曜日に北イタリアのVal de soleのワールドカップ参加のために移動してきた。世界選手権も過去に開催したことのあるこの会場は普段からマウンテンバイクが盛んでコースは無数にある場所だ。

今回アジア人で初めて山本幸平がXCC(ショートクロカン)に参加する事が出来た。これはXCOの上位40名だけが参加する事が出来、XCOのスタート順にも成績が反映されるレース。金曜日の夕方に行われた。

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車のワイパーをマックスにしても追いつかないほどの雨

夕方会場に向かう頃には土砂降りの大雨。車のワイパーをマックスにしても追いつかないほどだ。大雨の中準備を行い20分と短いレースに集中した。路面は流石に水はけがいいとは言っても雨量も多く、レースがスタートして2周目にはドロドロになった。

この天気でタイヤをマッド用を選択した選手、そうでない選手と大きな差が出た。山本はドライ寄りのタイヤ選択で苦戦して36位となった。

XCOには平林安里、山本幸平

日曜日のXCOには男子U23に平林安里、男子エリートに山本幸平がスタートした。距離はそれぞれスタートループ+本ループ6周の28.1kmで行われた。
平林はアジア選手権から腰痛が出てしまっていて思うように走れず103位に終わった。

山本がスタートするころには気温はグングンと上がり、とても暑い中でのレースとなった。

5列目ほどからのスタートだったが37位でスタートループを終え一列集団で抜きつ抜かれつでレースを進めた。3周目に順位を少し下げたが後半盛り返して46位でレースを終えた。

来週はスイスのレンツァハイデでの連戦となる。高所ではあるが、早く環境になれて好成績を狙いたい。

鈴木雷太(JCF強化スタッフ)

(TEXT:JCF