8月8日に男子スプリント、8月9日、10日、11日に女子スプリントが開催。日本から小原佑太&太田海也(男子)、佐藤水菜&太田りゆ(女子)が出場した。

男子スプリントは準々決勝を勝ち抜けず

初日に行われたレースは予選〜3回戦敗者復活戦。太田&小原ともに予選で日本記録を更新し、2日目の準々決勝に勝ち進んだ。

迎えた準々決勝。小原の対戦相手はマシュー・リチャードソン。

男子スプリント

1本目・2本目ともに小原が積極的に仕掛けていく展開だったが、いずれも捉えられて敗北。5-8位決定戦へ回る形となった。

太田の相手はジャック・カーリン。1本目は最終周回を過ぎてから迫ってくるカーリンと横並びとなった太田だったが、前に出ることは許さずに、最終コーナーでは接触があったが意に介さずに先着。2本目はレース中に接触がありつつも太田が先着したが、太田とカーリンの接触が太田の走行違反として(※内部に他の選手がいるのに迫っていった)太田は降着。勝負は3本目に持ち越されることになった。

男子スプリント

3本目、残り1周半で加速して一気仕掛ける太田だが、最終周回前に再びカーリンと接触。それでも怯まない両者は最終周回で横並びとなってのデッドヒートを繰り広げる。勝負は最終ストレートに入り、カーリンが少し横に出て太田ともつれ合いながらもほぼ同時にフィニッシュ。

僅差でカーリンが先着する形で、カーリンが勝ち上がりを決めた。このレースで太田、カーリン共に警告を受ける結果となったが、判定は覆らずに、カーリンが準決勝進出。太田は小原と共に5-8位決定戦へと回る結果となった。

男子スプリント

4人で先着を競う5-8位決定戦。レースは残り2周で最後尾となっていた小原が仕掛けていくが、3番手だった太田と接触する形で前に出られず。逆に太田が残り1周半から加速していくと、加速中に2番手だったタンブルに走行を妨げられるような形になるが、何とか粘って前のルディクを捕らえにいく。

残り半周でフル加速した太田は、その勢いのまま最終ストレートでルディクをかわして1着フィニッシュ。しかし準々決勝の2本目同様にルディクに接触してしまう。

フィニッシュ順は、太田、ルディク、タンブル、小原となったが、レース後の判定で太田とタンブルが降着。順位は5位にルディク、6位に小原、7位タイに太田とタンブルという結果となった。

女子スプリント

女子スプリント

女子スプリントには佐藤水菜と太田りゆが出場。9日に行われた予選では佐藤が日本新記録・アジア新記録を叩き出す。続く1回戦を佐藤はストレートで勝ち上がったものの、太田は敗北。敗者復活戦に回ったが、勝ち上がることができずここでレースを終えることとなった。

翌日に行われた3回戦。佐藤の相手となったのは強豪エマ・ヒンツェ(ドイツ)。最終周回前の4コーナーでヒンツェが傾斜を利用して加速すると、後方の佐藤と大きな差が出来てしまう。

女子スプリント

この差を逃さなかったヒンツェ。一気に加速するとレースの主導権を握って逃げ体制へ。佐藤はこの逃げを追う形になったが、できた「差」はあまりにも大きく、最後には並びかけるところまで詰めたが届かず。

敗者復活戦では3人でレースが行われたが、ここでも挽回することができず、佐藤は敗退することとなった。

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