近谷涼

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太田海也

Q:本日の結果はいかがでしたか?

決勝戦で1着、優勝しました。

Q:おめでとうございます!満足度、嬉しさは何点くらいですか?

嬉しさは……65点ですかね。レース前から「絶対に決勝には乗りたい」と思っていて、決勝に乗ったら「目立つレースでは絶対に先行したい」と思っていました。

実際スタートしてから、積極的に前に前に行ってたんですけど、他に出てきた先行選手に飛びつくような形で……先行はできず、立ち回って立ち回っての1着でした。

すごいメンバーの中で優勝できたのは評価できるポイントですが、先行できてこの結果ならもっと良かったです。

Q:「くっついてうまいこと1着を獲るよりは、最初から逃げ切りたい」ということですね。

そうですね。心持ちをもっと強くしなければと思いました。やろうと思えば踏み出して前に出ることはできたのに、踏み出した人の後ろに入ってしまいました。「優勝できるかも」と思ったからこそ、そういう動きになってしまいました。欲が出ちゃいましたね。

今後の成長に繋がらないと思うので、卒業までにこの辺りを練習していきたいです。

Q:1日に2レース。体力的なきつさはありましたか?

普段もうちょっと短い間で2レースやっていて、今日は午前と午後で1レースずつでしたので、体力的には大丈夫でした。

Q:ここまでの養成所生活の中で、一番成長したと思えることはなんですか?

人と一緒に走ることで「どれくらい踏めば、どれくらいのスピードに持っていけるのか」が、ここ最近少しずつわかってきました。入所前はそういうことがまったくわからなくて、オンかオフかしかなかったんです。今は細かなダイヤルでスピード調整できてきたように思います。

Q:スピード調整できることで、余裕もできますよね。

そうですね、レースを楽しめるようになりました。「怖くなくなった」というのが一番の感想です。

Q:怖かったんですか?

タイム的には勝っている候補生を相手に、レースでは1回も勝てないようなことが続いていたんです。それは競技経験のなさからくるものだと思うんですが、競走回数を重ねるごとに負けの回数もどんどん重なって、どんどん怖くなっていて……消極的なレースになっていました。

いろんな先輩に聞いて、教えてもらって、怖さがなくなって、本当の意味で楽しめるようになってきたところかな、と思います。

太田海也 第121・122回生 日本競輪選手養成所 第1回トーナメント競走

Q:早期卒業は今のところできそうですか?

今のところは順調にきています。

Q:12月に卒業できた場合、まずやりたいことはなんですか?

なんだろうな……特にないです。養成所となるべく変わらない生活ができたら良いかなと思います。

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