レースレポート

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選手インタビュー

優勝者インタビューを行ったのは、競輪評論家の山口幸二氏。山口選手は父からインタビューを受けた。

Q:おめでとう!

ありがとうございます。

Q:いやすごい。親父の言葉で言わせてください。すごい!

ありがとうございます!

Q:デビューするまで遠回りをしました。こうやって地元の舞台で、インタビューをすることになるとは思わなかったです。

(競輪選手としての)スタートが遅れた分、早く結果を出さなきゃと思っていました。それがこのような形につながってよかったです。

Q:今ここでインタビューを受ける気持ちは?

地元で10年ぶりにビッグレースが開催されましたが、準決勝からは中部が1人になってしまって……自分が思っているよりもプレッシャーがありました。ビッグ初制覇を地元でできて、感慨深いです。2次予選から修正できて、自分にツキが回ってきてると思う部分もありました。

Q:スタートの位置取りは少し意外でした。

あまりスタートは気にしてませんでした。新山さんが主導権を取ると思っていたので、自分のチャンスが来るのを待とうと考えてました。

Q:残り半周を前にしてスパートをかけました。

思ったよりも脚を使わずに詰めることができました。「ここで仕掛けてダメならしょうがない」という気持ちで行きました。

Q:その後、新田選手と並走になりました。

4コーナーの下りまで我慢すれば、自分の方が前に出られると思っていました。最後まで気持ちで踏みました。

Q:フィニッシュの瞬間に思ったことは?

無観客で静かだったので「手を挙げちゃったけど、本当に自分だったかな」と一瞬不安になりました(笑)

Q:拳矢の走り、賛否両論あることは当然知ってると思います。どのように受け止めて走っていた?

「自分は自分だ」と思って走っていました。もちろんアドバイスはちゃんと自分の中にしまって、そこから自分で取捨選択をしていくことでもっと上に行けると思っています。

Q:これで賞金が加算されて、KEIRINグランプリを狙える位置にきました。

ようやく賞金争いができる場所に来たかなと思います。ここからは少し意識していきます。

Q:この喜びを誰に伝えたい?

お父さんは目の前にいるので、家にいる家族に一番に伝えたいです。

Q:これからどんどん活躍して、親父の仕事を奪ってください。おめでとう!

ありがとうございました!

小原佑太、寺崎浩平

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