千葉公園ドームとして国際規格バンクに
2020年に国際規格の木製250mバンクへリニューアルが予定されている千葉競輪場の、建設イメージ図や事業概要が公開された。コンサートイベントなども開催できるドームアリーナとして生まれ変わる。
建設費は約70億円が予定され、これは千葉競輪場の運営も行う日本写真判定株式会社が全額負担する。設計はJR女川駅や大分県立美術館を手掛けた坂茂氏。
千葉市長の熊谷俊人氏は自身のSNSで「国際規格での競輪実施は千葉市のみならず日本にとって大きな挑戦です。」と綴った。
国際規格での競輪実施は千葉市のみならず日本にとって大きな挑戦です。全額自社負担を提案した日本写真判定、新たな挑戦に前向きだった選手会千葉支部・JKAを始めとする競輪界、会派を超えて後押しした市議会、調整に努力した市職員、全ての力でここまで来ました。気を引き締めて取り組みます。
— 熊谷俊人(千葉県知事) (@kumagai_chiba) February 16, 2018
コンセプトは「市民が誇れる場所」
千葉市によると、コンセプトは「千葉公園活性化の先駆け」として、「市民が誇れる場所」を目指すとのこと。ドーム屋根を持つRC構造(一部他構造)で、地上3階・地下1階、国際規格に準拠した250mの木製トラックを中心に、3,000席の観客席数を持つ大規模なベロドロームとなる。eスポーツやドローンスポーツなど、新興スポーツの場としての活用も掲げられている。
2018〜19年にかけて現在の千葉競輪場は解体工事が開始され、2020年秋頃に(仮称)千葉公園ドームとしての開業を目指す。その後に、250mバンクを使用した新しい形の競輪事業“(仮称)250競輪”の操業も予定されている。
千葉競輪場リニューアル(「(仮称)千葉公園ドーム」整備)事業の事業予定者が決定しました~民間活力導入による多目的スポーツ施設の整備と運営~(PDF:252KB)