近谷涼「保育園時代からの夢」
Q:入所式はどうでしたか?
あっという間に終わった感じです。とても集中して、「とうとう始まったな」という気持ちで臨んでいました。
Q:これまで中長距離チームで活動してきましたが、競輪選手という選択肢はどのように出てきたのでしょうか?
もともと22年前から競輪選手という夢を抱いていました。
高校卒業時にも競輪選手を視野に入れていたのですが、自分の成し遂げたいことを踏まえ、大学に進学しました。大学卒業後にも受けようと思っていたんですが、ナショナルチームにも所属し、本格的に競技をやるようになって・・・競輪から少しずつ遠ざかっていたんですね。
でも東京オリンピックの出場枠を逃し「どうしようかな」と立ち止まった時に、幼い頃からの競輪選手の夢が再び選択肢に現れました。年齢的にも28歳ですし「今を逃せばもうない」と思い、受験を決めました。
Q:22年前というと、小学生くらい・・・?
保育園の年長ですね。その時点ですでに自転車が大好きだったんですが、テレビで競輪をたまたま見て、そのスピードや迫力に圧倒されました。「自分もこの画面の向こう側で走りたい」と強く思った経験があります。その頃から「競輪選手になりたい」という夢を抱いていました。
Q:窪木一茂選手や橋本英也選手などの影響があったのかな?と予想していたんですが、それよりずっと前からの夢だったんですね。
そうですね、彼らは競技が先だったんだと思うんですが、僕は競輪選手を目指して競技に入った口です。同じナショナルチームでも、みんなとは入り方が少し違いました。
Q:競輪選手としてはどのような選手になることが目標ですか?
お客様を魅了する走りをしていきたいです。魅力あるレースをできる選手になることが目標です。
Q:競技とはどのような兼ね合いになる予定でしょうか。
在所中はもちろん競輪のカリキュラム一色です。卒業後はパリオリンピックも目前になっていますし、色々状況が変わっていると思いますので、その時になってコーチと相談して決めていくつもりです。
Q:最後に、養成所生活で楽しみなことを教えてください。
本をよく買うんですが、読む時間をなかなか確保できず、溜めてしまっていて・・・養成所では携帯電話を使えませんし、自習時間なども確保されていて時間にゆとりがあるので、本をたくさん読むつもりです。知識を増やしていけたらと思っています。
KEIRIN.jp「日本競輪選手養成所第121回・第122回選手候補生入所式の実施について」