2021年5月1日〜3日、静岡競輪場のナイター開催にて実施された『競輪ルーキーシリーズ2021』。2021年3月に日本競輪選手養成所を卒業した119・120期生のデビュー戦で、今回の静岡開催は全4戦の初戦。自転車トラック競技ナショナルチームにも所属する窪木一茂、新村穣、内野艶和が出場した。
5月3日、最終11Rで女子の、12Rで男子の決勝が実施され、それぞれ内野艶和、犬伏湧也が優勝。本記事ではレース内容をお伝えする。
5R
5Rにはトラックナショナル中長距離チーム所属の新村穣が出走した。
車番 | 選手名 | 府県/期別 |
1 | 北井佑季 | 神奈川/119期 |
2 | 菊池翔 | 福島/119期 |
3 | 新村穣 | 神奈川/119期 |
4 | 梅田加津也 | 神奈川/119期 |
5 | 邊見祐太 | 新潟/119期 |
6 | 佐藤啓斗 | 青森/119期 |
新村-北井-梅田の神奈川ラインが前に出たところで残り1周半。新村は頭一つ抜けるものの、2番手の位置で神奈川ライン番手の北井、北日本コンビ先頭の菊池が横並びとなる。残り1周、さらにそこへ最後尾にいた単騎の邊見が並ぶ。
先頭の新村までたどり着いた邊見。しかし追い抜くことはなく、徐々に後退する。残り半周、変わらず先頭を守る新村に、番手の北井がぴたりと続く。
最終ストレートで前へ出た北井が1着。2着は梅田、3着新村と、ラインでワンツースリーとなった。
競走結果
着 | 車番 | 選手名 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B | 個人状況 |
1 | 1 | 北井佑季 | 12.9 | 差し | |||
2 | 4 | 梅田加津也 | 1/2車輪 | 12.8 | マーク | ||
3 | 3 | 新村穣 | 3 車身 | 13.3 | HB | ||
4 | 6 | 佐藤啓斗 | 1/2車身 | 13.1 | |||
5 | 2 | 菊池翔 | 3 車身 | 13.4 | |||
6 | 5 | 邊見祐太 | 8 車身 | 14.4 |
なお、新村は獲得賞金を全額寄付すると発表した。
今節デビューした119期 新村 穣(しんむら みのり)選手が獲得した賞金の全額を静岡市に寄付しました。 本人の希望により静岡市の新型コロナウィルス感染症関連施策に活用されます。#新村穣 #デビュー戦 #初任給 #賞金全額寄付 pic.twitter.com/vL0QmDC5By
— 静岡けいりん (@shizuoka_38) May 3, 2021
新村穣 コメント
Q:初めての開催を終えてみていかがですか?
お客さんの前で走る初めてのレースで、緊張とかはあったんですけど、その中で試行錯誤して取り組めて良い経験ができました。
最終日は初めてライン戦というものをやって、自分が先頭を走らせていただいたんですけど、まだまだ力不足と思うことばかりで、後ろの人のおかげで走れたんだなと。一からやり直したいという気持ちでいっぱいですね。
Q:今後のレースの予定は?
次は大宮ルーキーシリーズの2戦目に参加します。